第127回NPO三方よし研究会のご報告
NPO三方よし研究会を開催しましたので、ご報告します。
日時:平成30年6月21日(木)18:30~20 :30
会場:地域密着型特別養護老人ホーム きいと
当番:東近江介護サービス事業者協議会、施設・在宅部門
〇ゴール
・最新の防犯事情を知り、防犯対策を学ぶ。
・自身の事業所を振り返り、防犯対策を見直す。
・顔の見える関係・ネットワーク作り、連携を深める。
〇情報提供:
・福祉女子20人の座談会 6月24日 14:00~ぽてと園 マザーウラテス:小原さんより
せきすいでは、毎月しゃべり場カフェを開催しています。今回、マザーウテラスさんとの共催で福祉女子20人の座談会を開催することになりました。明日までの応募なので、多の参加をお待ちしています。
・風船バレーボール大会 10月27日 13:00~ 布引体育館:石黒さんより
団体だけでなく、個人での参加も可能ですので、多数の方々の参加をお待ちしています。
・三方よしブログへのアクセス(QRコード):小梶さんより
研究会の様子をブログに掲載しています。レジメのQRコードで三方よしブログにつながりますので、是非ご覧ください。
〇活動報告:2
・きいと 嘱託医の現場より 小串医院:小串輝男先生より
きいとでは、経験豊かな各専門職が連携して、見事な看取りをされている。
赤ひげのいるまちのビデオ紹介により、在宅医療・看取りの活動報告をして頂く。
多職種連携をするのは誰がするの? 自分でしょ?の精神が大切である。
・きいと カフェ&エロンゲ―ション きいと:小森千晶さん、南出浩次さんより
きいとカフェとサロンの紹介
〇きいとカフェ
昨年の9月から「心と体を健康に」をテーマに開催している。
季節の果物を使用したスムージーなどを提供している。
ボランティアさんとワイワイガヤガヤ、第1・3木曜日10:00~12:00に開催している。
〇きいとサロン
高齢者だけでなく、様々な世代が集える場となるように企画を行っている。
伸縮性のあるバンドを使用した体操なども行っている。
〇学習会:
・医療機関や福祉事業所の防犯対策について~その最新事情・防犯現場のリアル~
・日本防災通信協会の紹介
・そもそも110番って?流れを説明して頂いた。
昨年度、滋賀県では10万9千件(5分に一回)、110番通報がある。
協会されている110番通報システムは、ボタンを押すだけで連絡ができ、警察が駆けつけて貰える。
・協会で作成された防犯対策DVDの上映により、
社会福祉施設における防犯対策に説明。
本来安全であるはずの施設に不審者が入る混む余地があるなど危険な状況がある。
入所者や職員に危険が及ばないようにする必要がある。DVDによる、事前の準備から対応について説明。
※未然防止対策が重要。不足の事態が発生した場合の対応を平素から行っておく必要がある。
・相模原事件について説明。
施設に侵入後、マスターキーを奪って、ホーム間を移動して犯罪を起こし、多数死傷者をだした。配線バンドなどで8人の夜勤職員が拘束された為、通報が遅れた。
施設を抜け出した職員により通報、発生から40分後の到着となる。
※ボタンだけで連絡できる通報システムの導入も有効。
110番通報システムの紹介(実演)
〇グループワーク
・どうしていますか?防犯対策~それぞれの事業所での取り組みなど~
・自分たちの事業所で、防犯面からヒヤッとしたこと有りましたか?
・振り返りながら、皆さんで共有してみてください。
・今日の学習会の話をきいて、事業所のことを思い返してください。
何か防犯に生かせる改善点・気づきはありましたか?
〇発表
Aグループ:
問題行動を起こす方はどこにでもある。費用対効果も考えて実施できるのでは、ハード面だけでなく、役割を決めておくなど、ソフト面の対策も有効。
Bグループ:
防犯面で実際に体験された方が1名、グループ内におられた。
日頃から気を付けることは、金銭などが目に付く場所に置かないなどの基本的な対応が大切。
Cグループ:
相模原事件後、補助金を使用して防犯対策をされた事業所もあるが、多くの事業所は防犯ではなく、防災対策に重点を置いているのが、現状。防犯に対しては、まずはソフト面から取り組んでいくのが良いと思われる。
Dグループ:
実際にあった事例では、杖を振り回した、トラブルでナイフを取り出したなどがある。
事前に取り組めることは、防犯に向けて役割を決めておく、発生時に音楽などで知らせる仕組みを検討する。
Eグループ:
DVDを見て、認識の甘さを痛感した。災害の訓練は実施しているが、防犯に対しての訓練等は実施できていないので、検討が必要。DVDを見ていてサスマタはどこで売っているのか?
・コメント
公益社団法人 日本防災通信協会滋賀県支部 支部長 奥村繁樹さん
とても活発に論議をされていました、費用対効果について、今回初回させて頂いた、100番通報システムに関しては、最初の設置費用に30万円、毎月の経費に5千円がかかるが、コストパフォーマンスがどうかは、各施設で判断して欲しいと思います。ソフト面の取り組みが大切との意見が多数ありましたが、まさしくその通りです。防犯に対する個人の意識を高めることが大切です。又防犯マニュアルを作成するなど事前の備えが有効となります。
それぞれの取り組みが有機的に連携するのが望ましく、ソフト面とハード面での連携がよいよい効果を得られます。
犯罪は発生した際に、最も大切なのは、自分と利用者の安全を確保してください。相手と対峙しなければならい時は、複数で対応し、又椅子を持つなど相手との間合いを持つようにしてください。
東近江行政組合 近江八幡消防署 副署長 澤田剛さん
貴重な映像を拝見させて頂き、ありがとうございました。普段は防災を主に担当していますが、防災、防犯に共通することは機器を設置することができるが、それを使用する人の訓練と意識を高めることが必要だということです。犯人が隠れらないようにするとの助言もありました。これは防災にも共通することですので、施設の環境整備は常に行ってください。110番、119番も必要な時に大いに使用してください。
〇自己紹介
小串先生より、初参加の方の紹介をする。
〇連絡事項
花戸先生より
三方よしメーリングリストで意見交換など行っていますので、是非ご登録してください。
瀧川さんより
第128回 三方よし研究会 平成30年7月21日(土)16:00~
当番:東近江薬剤師会・八幡蒲生薬剤師会・糖尿病三方よし研究会
会場:八日市ロイヤルホテル
是非、多くの方の参加をお待ちしています。
実行委員:小原さんより
私から届けたい一言メッセージ用紙を配布していますので、ご記入頂いた方は、三方よしポストに入れてください。又会員の募集を行っています。年会費1千円となりますので、ご協力をお願いします。