三方よしカレンダー

2025年12月20日土曜日

市民公開講座 心の糸~写真記者の僕が認知症を見つめ続けて気づいた光~のご報告

 このたび、三方よし研究会 市民公開講座を開催しましたので、概要をご報告いたします。

日時 :令和7年12月13日(土)14時~16時30分
場所:東近江市五個荘コミュニティセンター

〇挨拶:三方よし研究会 理事長 小串輝男医師
本日はお忙しい中、三方よし研究会 市民公開講座にご参加いただき、ありがとうございます。
本日の講座は「認知症」をテーマに開催しました。五箇荘地区では先日、この会場で認知症の早期発見訓練が行われましたが、私たちの取り組みは、単に認知症を見つけることを目的としたものではありません。認知症のある方お一人おひとりに寄り添い、その人の状況や思いを理解しようとすることを切にしています。
認知症は、誰にとっても身近で、決して他人事ではありません。地域の中でどう受け止め、ともに生きていくかを考えることが重要だと考えています。
本日は、写真記者として長年認知症の現場を見つめてこられた 松村和彦先生 をお迎えし、「心の糸」をテーマにご講演いただきます。認知症を新たな視点で捉え直す機会になることを期待しています。
本日はどうぞ最後まで、ゆっくりとお話をお聴きください。

司会:小原日出美 氏

本日の市民公開講座は、新聞記者として長年、認知症をテーマに取材・発信を続けてこられた講師をお招きし、認知症について「知る」だけでなく、「感じ、考える」機会として開催いたしました。
認知症は、誰にとっても決して他人事ではありません。本日のお話が、皆さま一人ひとりの心に残る時間となりましたら幸いです。
それではまず、オープニングとして、永源寺診療所 所長であり、三方よし研究会 実行委員長でもいらっしゃいます 花戸貴司先生 に、「認知症とともに生きる」をテーマにお話しいただきます。
花戸先生、どうぞよろしくお願いいたします。

〇オープニングアクト:花戸貴司先生(永源寺診療所所長、三方よし研究会実行委員長)



オープニングアウトでは、花戸貴司先生より、「認知症とともに生きる」をテーマにお話しいただきました。

 花戸先生はまず、日本社会が大きく変化してきた背景に触れられました。かつて日本人の平均寿命が50歳前後だった時代には、医療の役割は「病院で治すこと」が中心でした。しかし現在は平均寿命が80歳を超え、多くの人が高血圧や糖尿病、がん、認知症など複数の病気を抱えながら地域で暮らす時代になっています。
その中で、「医学や医療だけでは健康や暮らしを支えきれない時代に入っている」と指摘されました。
 訪問診療の現場での具体的なエピソードとして、認知症のある一人暮らしの方の生活を紹介され、環境を変えないことの重要性を強調されました。入院や施設入所による急激な環境変化が、混乱や症状の進行につながることがあり、できる限り住み慣れた地域・住み慣れた家で暮らし続けられるよう支えることが大切だと語られました。
 また、認知症のある方を支えるうえで、「一人で抱え込まないこと」が何より重要であると述べられました。医療や介護サービスだけでなく、自治会、民生委員、近所の人など、地域のつながりそのものが支援の力になること、そして孤立や孤独が認知症の進行や生活の困難さにつながる現実にも触れられました。
 認知症予防の観点からも、難聴への対応、運動、社会参加、役割を持つことの重要性が示され、「人と人とのつながりが、結果として認知症の予防にも、進行を緩やかにすることにもつながる」というメッセージが、参加者に届けられています。


〇講演
「心の糸 ~写真記者の僕が認知症を見つめ続けて気づいた光~」
松村 和彦 氏(京都新聞社 写真記者)


続いて登壇されたのは、京都新聞社の写真記者として、長年にわたり認知症や社会保障、ケアの現場を取材してこられた松村和彦氏です。
 松村氏は、新聞記事や写真展で出会ってきた多くの認知症のある方や家族の姿を振り返りながら、記者として感じ続けてきた葛藤や気づきを語られました。
取材当初は「認知症」という言葉に、社会全体が抱く不安や恐れをそのまま写し取ろうとしていた自分がいたと振り返りつつ、取材を重ねる中で、それだけでは伝えきれないものがあると感じるようになったと言います。
 写真に写るのは、できなくなったことだけではなく、その人が誰かと笑い合う瞬間、何かを大切に思う気持ち、日常の中で紡がれる関係性です。
松村氏は、それらを「心の糸」と表現し、認知症になっても人と人との間には確かにつながりが残り、むしろそれが浮かび上がってくる瞬間があると語られました。
 また、記者として「伝える側」でありながら、認知症のある方や家族の姿に、自身の生き方や価値観を何度も問い直されてきたこと、取材を通して教えられてきたのは「弱さの中にある強さ」や「支え合うことの自然さ」だったと語られました。
 認知症は決して特別な人の問題ではなく、誰もが当事者になりうる時代です。
だからこそ、恐れや距離を置くのではなく、一人ひとりの人生として見つめ、関わり続けることの大切さを、写真と言葉を通して参加者に伝えられました。

〇質疑応答
講演後には、参加者との質疑応答の時間が設けられました。

会場からは、
「認知症のある家族と、どのような距離感で関わればよいのか」
「地域として、何ができるのか分からず戸惑うことがある」
といった率直な質問が寄せられました。

これに対し花戸先生は、「完璧に支えようとしないこと」「一人で背負わず、周囲とつながり続けること」の大切さを強調されました。医療や介護の専門職に任せる部分と、家族や地域が担う役割を分けて考えることで、支える側も無理なく関わり続けられると話されました。

松村氏からは、「何か特別なことをしなくても、挨拶や声かけ、関心を持ち続けること自体が大きな支えになる」との言葉があり、参加者一人ひとりが地域の中で果たせる役割について、改めて考える機会となったのではと思います。

〇閉会の挨拶:三方よし研究会 副理事長 大石和美薬剤師
 皆さま、本日は三方よし研究会 市民公開講座にお越しいただき、ありがとうございました。閉会にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。 
 本日は、講師として 松村和彦先生 をお迎えし、「知ることが薬になる ― 写真記者の僕が認知症を見つめ続けて気づいた光 ―」と題した、示唆に富むお話をお聞かせいただきました。また、オープニングでは 花戸貴司医師 から、在宅医療の現場での貴重なご経験をもとにしたお話をいただき、会場の皆さまも深くうなずきながら耳を傾けておられました。
 「知ること」の大切さは、私ども三方よし研究会が目指す「地域よし」に通じるものだと、改めて感じています。
 これからも地域の皆さまとともに学び、対話し、気づきを共有する場づくりを続けてまいります。今後とも三方よし研究会の活動を温かく見守っていただけましたら幸いです。
本日は誠にありがとうございました。

〇受付では図書や赤飯の販売
〇三方よし実行委員のメンバー







2025年11月20日木曜日

第216回 三方よし研究会開催のご報告

本日、第216回の三方よし研究会が開催されましたので、ここにご報告いたします。


日時:令和7年11月20日(木)18302030

会場:東近江市文化交流センター(ZOOMによるWEB開催)

当番:東近江市役所、まちづくりネット東近江、東近江市社会福祉協議会


ーゴールー

〇地域における福祉サービスの利⽤に対する理解を拡げるために必要なことを考える。

〇住⺠による⽀え合いと医療福祉専⾨職によるケアとの協働・つながりを考える。

〇サービス利⽤における駐⾞場問題は、利⽤者・地域住⺠・専⾨職の共通の課題であることへの理解を深める 


【情報提供】

①2025年12月13日(土)に市民公開講座を開催します。今回は認知症がテーマです。講師は、京都新聞の松村和彦さんです。「心の糸 〜写真記者の僕が認知症を見つめ続けて気づいた光〜」よろしくお願いします。

②12月14日に成年後見セミナーが開催されます。寸劇もあります。この三方よし研究会でも成年後見制度が変わるんだという話がありましたけども、その改定案の最新情報なども提供いただけるということです。こちらもご参加いただければと思います。


③先ほどの市民公開講座の1213日の夜、市民公開講座の後、懇親会を開催いたします。市民公開講座の後、参加されるのもよし、懇親会だけ参加されるのもよし、メーリングリストに案内を流しておりますので、お時間ある方はぜひご参加ください。よろしくお願いいたします。


進行:東近江市地域包括支援センター:河島さん


【30分学習会】

『東近江市の生活支援体制整備事業~心豊かに暮らせる地域づくり~』

社会福祉法人東近江市社会福祉協議会 地域福祉課 生活支援コーディネーター 水谷 友彦さん


東近江市の生活支援体制整備事業の目的は「誰もが、支援が必要かどうかに関わらず、可能な限り自立して心豊かに暮らし続けることができる地域づくりを進める。」こと

・協議体とは、住民が、自分たちはどんな地域で暮らしたいかを、住民や専門職、事業者など、地域に関わる様々な人や団体が集まり、話し合う場。(ワイワイガヤガヤの雰囲気が大切)

・生活支援コーディネーターの役割は、1.地域にあるさまざまな活動や人のつながりを発掘し、その大切さを発信し、地域支え合いを推進する役割。2.住民と専門職、事業所、関係機関などをつなぎ、地域をベースにおこなわれている支え合い活動と制度のサービスが有効につながるように働きかける役割。3.くらしの困りごとをひろいあげ、その解決に向けて必要なところへとつなげる役割がある。

・第|層協議体『いっそう元気!東近江』東近江市に今必要なことを見出し、豊かに暮らせる地域づくりについて話し合い実残していく。

・いっそう元気!東近江のこれまでの取り組み…課題をテーマ化し、プロジェクト会議を立ち上げ、取り組みを進める。



・H30年〜R5年は、①暮らしを豊かにするための外出支援プロジェクト、②住民と医療・福祉の専門職がつながるプロジェクト、③農で活躍プロジェクトの3つをテーマに活動してきた。

・①暮らしを豊かにするための外出支援プロジェクトの目的…外出支援に関するニーズと資源、担い手の課題を明らかにし、暮らしを豊かにする外出支援について協議、実践すること。

・「いきがいを支える」外出支援を考えていく。公共交通機関があっても、どのように利用したら良いか分からない人もいる。使い方がわかれば利用する人もいるのではないか。地域には外出を支える取り組みや資源はあるが、担い手が足りていない。資源の整理・担い手づくり・資源を増やしていくことが必要。

・取組例1…いっそう元気!東近江×玉緖地区住民福祉活動計画推進会議にて、ちょこっとバスを活用したお出かけツアーを企画。

・取組例2…自分で運転しない いきかたを考える冊子『ほなイコ』の発行

・②住民と医療・福祉の専門職がつながるプロジェクトの目的…住民や専門職のサービス利用に対する意識を変え、その人が“心豊が”に“自立して” 暮らしていくことを“支える”ために住民と専門職がつながる方策や連携のしどころを明らかにすること。

・見えてきた課題は、介護保険サービスが目指すのは『自立支援』⇔世話になるというイメージ、サービスを使いながら地域で暮らす⇔地域のサービスを利用されたら安心という意識、地域とのつながりを切らない支援→住民と専門職互いのできる役割は?ということ。そこから事例をもとにわかりやすく伝えられないか...住民の思いを聞き、つながるきっかけができないか..身近なこと、自分のこととして考えてほしいと考え、ではまずは寸劇で伝えよう!「退院後のくらし〜あなたならどうする?」

というテーマで「いっそう元気!東近江」メンバーが寸劇で地域へ出かけることに。

・③農で活躍プロジェクトの目的…畑や野菜作りを通じて、「誰もが活躍できる機会づくり」、「いきがい」や「介護予防」につながる機会づくりについて協議し実践すること。

・ねらいは…『いきがい農業』の推進!東近江市において農業は暮らしから切り離せない。いきがいづくりや社会参加の機会となり、介護予防につながるということから、野菜などをお裾分けできる機会づくり・野菜づくりをしたい人の居場所づくり・いきがい農業を推進する人財バンクづくりとして、『おすそわけ野菜市』を開催することに。

・御園地区では40〜50歳代の女性の居場所『マハロ』の畑〜ヤーコン栽培~を実施→『いきがい農業』が拡がっている。

・もう一つの活動として、『生きがい農業のすすめ』の発行。

・各プロジェクトの取り組みから、①第1層(市域)で課題化したことを、第2層(地区)へ働きかけることで、地区域だけでは難しい課題解決を進めるきっかけになった。②市社協だけでなく、プロジェクトメンバーが主体的に、地区へ働きかけ、協議と実践を進められた。推進役と協議の場が必要であることが見えた。③課題解決を進めていくためのツールはできたが、実際に地域の課題解決につながるか検証が必要。ということで、3つのPJを終了した。


・R 6年からは新たな3つのプロジェクトで動き出している。①高齢男性の“はたらく”を通じた居場所づくりPJ、②福祉サービスの利用に対する理解を拡げるPJ、③多様な専門職の地域デビューPJ。

・①高齢男性の”はたらく”を通じた居場所づくりプロジェクトのこれから目指す方向性は、1.仕事を終え介護が必要になるまで間の“高齢男性”をターゲットに、出かけたいと思える場づくりをすすめること。2.仕事や対価だけを目的にせず、その場に役割や出番がある、頼りにされる (=“はたらく”) 機会があることで、やりがいが生まれ、自分も元気になれることを検証すること。

・取り組んでいくこととして、1.市域を対象に、元気な高齢男性が集まれる『シニアハローワーク(仮)』を目指す。「おいしい・たのしい・おしゃれ」をキーワードに。2.何に取り組んでいくかは、集まった参加者と決めていく。まずは、集まってもらうきっかけ(入口)として、実験的に料理作りから参加者を募る。

・実践として「おしゃれなスパイスカレーに挑戦しよう」企画を実施。結果、10/14(火) 参加者:5名。11/13(木)参加者:4名。12/8(月)参加者:8名予定。

・参加者の声…「声がかかれば参加するんやけど、自分からは・・・」「役があるから地域に出られる部分は大きい。多分、何もなかったら地域と繋がれていなかったと思う」「何か取り組んだことで“ありがとう”と感謝してももらえる機会(はたらく)がいいな」

・③多様な専門職の地域デビュープロジェクトについては、取り組んでいくこととして、1.南部地区を対象に『なんぶ未来会議(第2層協体)』との協働で進める。2.まずは、民生委員や福祉委員を中心に、南部地区の事業所(2〜3か所)と顔を合わせる機会を目指す。3.地域住民への参加を促すべく、高齢者分野の事業所(ケアマネ・デイサービス・サ高住など)をターゲットに絞る。

・実践として、地域住民と医療福祉の専門職が“知り合える”懇談会を10/17(金)に実施。参加者:35名。

・参加者の声…「(住民)自分や家族の誰かが福祉サービスを受けない限り接点がない。こういう機会は嬉しい」「(専門職)運営会議等でしか地域住民との接点がなかったがこういう機会があると地域とつながっていけそう」「(専門職)困った時に相談出来る場があると知れて良かった。もっと地域のことを知りたいと思えた」

・プロジェクトでの取り組み目標…期間 2026年2月まで。ゴール 課題解決or解決に向けた仕組みづくり。交流会 第2層協議体メンバーに向けて取組報告。

・第2層協議体の役割…自分たちがどんな地域で暮らしたいかを考える。★地区における住民の暮らしの課題の把握と共有 ★地区にある地域資源(宝物)と新たな資源の見える化・発信 ★地域の支え合いをベースにした必要な取り組みの推進 ★暮らしに関わる医療福祉の専門職や多様な関係機関との情報共有・連携強化 ワイワイガヤガヤの雰囲気を大事に。

・いっそう元気!東近江x第2層協議体交流会を令和7年1月29日に行った。

・「あなたのまちの集いいね」プロジェクト…★今代河川敷グラウンドゴルフ ★御園歩こうちいきんぐ ★下麻生町ラジオ体操 ★桜川西 おぶさ おしゃべり広場

・第2層協議体が地区にあるお宝探し・意味付けして発信、発行も。

・生活支援コーディネーターとして…①“サービスづくり”ではなく“地域づくり” 今、地域にあるもの、暮らしをしっかり見る。不足するものの見極め、地域住民だけに任せない。②「人の心を動かす」働きかけ、楽しい・やりがい・感動を大切に。

自分のこととして考えてもらえるように。③地域づくりを進める"仲間づくり” 一人では何もできないことが大前提。住民・専門職・民間事業所・行政・社協職員(地区担当)と共に。④「こんなこと必要やんな」をカタチに話し合うことを大切にして、一歩動いてみる。見えてきたことから、次の展開を考える。







【活動報告】

『福祉サービスの利用に対する理解を拡げる ~サービス利用における駐車場問題の解決にむけて~』

⚫︎社会福祉法人東近江市社会福祉協議会 地域福祉課 中西 知史さん


・今人と人とのつながり縁が希薄化している。血縁、地縁、社園とかいろんな家族形態の変化であったり、地域の雰囲気の変化、あとは職場でのかなり縁がかなり切れていっているというところが大きな希薄の種別になっている。なぜこうなったか、もともと日本の地域社会というのは共同体社会であって,出会いというものが人のつながりを維持していたという時代があった。そこでは個人の思いとか欲求よりも集団のしきたりが優先されて、少し息苦しい部分もあった中で、現代、お金でモノやサービスが得られるようになり、暮らしが維持できるようになって、選択の自由が得られた反面、つながれない、選ばれないことからのつながりの格差というものがかなり発生してきている。自ら孤立することを選べるようになったということも、ここの大きな変化。現在、誰もが孤立しやすい社会であって、自分自身もまた明日もしかしたら孤立化するかもしれない、他人事ではないという社会になっているということが大きな背景としてある。血縁、地縁、社員を超える、志を共にする、私たちと言える支援というものを結んでいくことが、今後の地域づくり、大事なことかなと考えている。社協の職員が地域の集い場に行った時に、住民からよく言われる言葉として、あれ中西さん最近見ないよね、デイサービス利用することになったみたいよ。そうしたら次に返ってくる言葉が、介護のプロと繋がったから一安心ね、という言葉が返ってきます。その中で、でも最近家に行っても留守が多いし、出会えへんのよっていうことで、デイサービスに行ったことで、おばちゃん飲みに行ってたお友達のところに行ってもなかなか家にいないとか、ヘルパーさんが来てることで遠慮しておこうというふうに地域の方がサービスを優先してつながりが切れていっている。プロにつながったという安心が生まれると、だんだんと地域の中での関心、その人に対する関心が薄れていくということが地域の中では発生している。サービスを使えば使うほど、地域のつながりを薄れてしまうという問題は、実は住民の方も同じようなことを感じているということがわかってきた。これは専門職と住民の共通の課題だなということも思っているところ。支え合いと専門職によるケアがしっかりタッグを組んでいかないと、今後の地域づくりが進んでいかないということが印象として残っている。

・こういうことの背景をもとに、福祉サービス利用に対する理解というものを地域の中で広げていく必要があるのではないかということでプロジェクトが立ち上がり、まずはその必要性を知ってもらう機会を作るということと、ここで大きなキーワードになったのが駐車場問題です。ここが大きな実態とか課題を地域住民と共有し、多様な人や団体との共同により解決を図っていくと。こういうことを進めながら、サービスを使えば使うほど地域とのつながりが薄れてしまうということの課題解決の糸口を探っていけたらと思い、この取り組みを進めている。八日市地区をモデルにさせていただいたんですけれども、なぜ八日市地区だったのかというと、まず高齢人口に対して介護認定者の割合が市内に最も高い地域だったということ。あともう一つは駐車場に困っている専門職の声が、かなり周辺のところから上がってきていた。でも、そういう解決に図るような資源も同時にあるよねという話もしていた中で、八日市地区の駐車場問題からちょっと取り組んでみようということで、八日市地区の第二層協議体と共同して取り組みを進めている。この駐車場問題というのは、実は訪看さんの調査資料を見ていると、実は全国的な課題になっており、専門職が停めているのに邪魔だということで苦情が入り、処置に行った訪看さんが警察の対応をしている間に処置をしていた利用者が亡くなったというようなケースも全国ではあったというふうに聞いている。人によっては苦情から出て行ってほしいと地域の人に言われたり、駐車料金がかかってしまうので、サービスやめとくわと言われる人もおられるということも聞いている。駐車に関して警察に許可を得るということもあるかと思うが、警察の許可はあくまでも警察が許可を出しているだけであって、止めている地域の住民が理解をしているわけではないので、どっちにしても苦情につながってしまうということが出てきている。背景にあるのは先ほどのつながりの希薄化とか社会的な孤立というのが地域の中でも発生していて、この駐車場問題を大きく促進しているような形になっているのではないかというふうに見ている。

・こう思っていくと、地域住民もサービスの利用者も家族も、医療福祉の専門職もみんな困っていると。何とか協力し合えないのかというのがこのスタートになる。というところで八日市地区の方でサービス利用に対する理解を広げる懇談会というものを開催して、駐車場問題を大きく取り上げている。その中でまず最初に駐車場で困っている人の声と専門職の困り感ということで、訪問看護聖書の狩野さん、今日お越しいただいているウェル青葉の小林さんに報告をしていただいた。狩野さんからは、私たちの仕事には車が必要ですということで、訪看業務は特に荷物が大変多い中で、歩いての訪問というのはなかなか考えられないというところもあるし、処置するということが大前提に言ってくれているので、特に緊急訪問になったらすごく困るというふうお話だった。その後、ウェル青葉の小林さんから、事業所のケアマネさんが、どれだけ駐車場問題に困ったかというところを数字でとったところ、2日に1回は駐車場に困っていたというところから、住民の皆さんに実はこんな課題があるんだよということをお話しいただいた。その後、グループで話をしてもらった。この駐車場問題については、保健センターとか障がい事業所さんも参加いただき、乳幼児訪問や障害者の訪問など、高齢者支援に特化した課題ではないよねということも共通認識できたと思っている。住民さんの声としては、親もサービスの利用をしていてお世話になっていたと。できることは協力したいという住民さんの声と、あと専門職がこんなことに困っているっていうこと自体を知らなかった、でも今日来てみてよくわかった、住民に広く知ってもらうことが大事だねということが話としては出てきている。また駐車場には孤立という問題が大きいのだな、自治会未加入の人やアパート住民というのは地域の中でも分からないし、こういった方のところにどのようなサービスが来ているのかなということは、地域住民としても分からないなという声もあった。同時に嬉しかったのは、自治会の空きスペースなら使ってもいいよという声。早速すでに自治会の駐車場を使っていただいているということも出てきている。あとは、商店など理解を求めて停められるところをマップ化できてもいいよねという声を住民さんからもいただいているところで、この駐車場問題の解決に必要なことを整理させてもらった。

・1つは、一人でも多くの方に福祉サービスの現状や課題、駐車場問題について知ってもらう。これだけ専門職が一生懸命、本当に忙しい中でも利用者の支援をしていただいているということ自体を、やはりもっと広く地域の人に知ってもらう、そこで起こっている課題も知ってもらうということも大事だねっていうこと。2つ目に駐在に関する仕組みとルール作り。借りれるからと無法地帯のように停めたら、それはそれでまた苦情になったり、信頼関係を失うことにもなる。協力いただける側にもメリットがあるように、このルール作りができたらなということ。もう一つは駐車に協力いただける場を増やすということで、このルールができたら、このルールを持って各商店や自治会に回って場所を広げていくということをしないといけないと思っている。やはりみなが自分ごとで考えるということをしていかないと、なかなか進んでいかないことだなと思っている。で、こういった駐車許可証みたいなものを今ちょっと作成中で、これを事業者さんの車のボンネットに置いていただき、訪問中ですということとか、事業所の名前を入れていただくような、今こういうパネルみたいなものを作らせていただいているところ。あとはお店側にもこのような社会貢献をしているということも分かるように、福祉サービス車両の駐車に協力していますみたいなシールもできてもいいかなというふうに思っている。

・この駐車場問題を広げていくということも大切だけれども、やはり理解と思いやりをもう一度地域に広げていくということが何より大事なことなのかなというふうに思っている。で、その理解が広がることで、駐車場の問題以外にも、いろいろ解決してくれることもあるんじゃないかというふうに思っている。やはり福祉サービスが必要になっても、これまで培ってきたつながりと暮らしを継続できる地域づくりを目指して、住民性と専門職ができることを持ち寄って協働していくということが大事なことかなというふうに思っている。







⚫︎いっそう元気!東近江(第1層協議体) ウェルあおば介護相談室 小林 秀子 さん


・この駐車場問題、一体いつから困っていたのかというと、介護保険が始まって25年経ちますが、最初の頃から困っていました。もともとその前の在宅介護支援センターというところでも仕事してたんですけれども、その時から訪問すると、車停めるところがない、しょうがないので、家の前に停めさせてもらうっていうようなことがずっと続いていました。今は車に事業所の名前がついていると、ああ、ケアマネさんなんやなとか理解していただけるような風に広がってきたんですけど、当時はそれもなかったので、介護保険とか福祉の理解もなかったので、この問題ってずっと何十年も続いている問題でした。でもまたその困っているということを今まで人に言ってきませんでした。自分たちでなんとかして、路駐でしょうがないかなとか、近所の自治会さんにお願いしたり、自分たちでは2日に1回困ってなんとかしていたんですが、誰かに助けてもらうという方法が,なかなか見つかりませんでした。途中は包括支援センターさんに相談したり、あと市営住宅などでも困ったので、住宅課とかに出向いて相談したこともあったんですけれども、後で分かったことなんですけど、そちらも同じように困っている側で、なかなかその解決には至りませんでした。

・で、私、今はその一層元気のメンバーなんですけど、生活体制整備事業っていうのも知りませんでしたし、一層、二層っていうのも、それは何なんだっていうぐらいで、なかなかそういう困りごとが解決できるような場があるということも知らなかったので、今までこういうことになりませんでした。で、10月23日に懇談会に参加させてもらいました。

・いつもは相談を受ける側なので、困っているということを自分から発信すると、こんなに助けてくれるという声がたくさん集まるんだなとすごく実感しました。で、その話し合いをしている中で、だんだん地域の皆さんが自分ごととしてこの駐車場の問題を感じてくださっているということを、時間を追うごとに肌で感じることができました。自分の家の前の道は狭いから、皆さんに来てもらう時になったらきっと困るわみたいな話をしてくださる住民さんもいらっしゃいましたし、自治会の役をしてるんやけど、あの自治会の駐車場は空いてるから、今すぐにでも使ってくれていいよとか、具体的なご意見や案もいただきました。今までその地域の人たちと直接このように沢山の人数で話し合うという機会がまずありませんでしたし、それはすごく新鮮でした。専門職だけの困りごとと思っていたんですけれども、その懇談会を通して、住民さんとの共通の問題というところにシフトできたなって感じました。

・で、こうやって一緒に考えることってすごく大事だなと本当に思いました。ケアマネジャーは問題が起こったら、解決する方法を作らなくちゃいけないみたいに習っているんですけれども、その方法が今までやっぱりわからなかったんですね。でも社協さんと一緒にいろいろ動くことで、これって他の専門職が感じている問題とか、なんとかしたいなとか、これはなんとかならないのかなっていうような問題を、ここの場でならいろいろ解決していけるんじゃないかなっていうように今は感じています。で、それがやっぱり地域の皆さんと一緒に考えるということで、地域の皆さんと専門職の壁みたいなものがどんどんなくなっていったらいいなと思っています。


【グループワーク】

テーマ『サービス利用における駐車場問題を考える』

〇専門職として駐車場が無くて困ったことはないか? 苦情につながったことはないか?

〇駐車場が無い問題にどのように対応をしているか?

〇福祉サービス利用に対する理解を拡げ、駐車場問題を解決していくために必要なことは?



【発表】

<1グループ>

・大阪から参加しております、高齢社会をよくする女性の会、大阪の梅本と申します。4年ほど前に母を見送りまして、今は妹が要介護2で、週に1回、妹のケアに通っていたりしておる、ケアをする側の立場として参加をさせていただきました。

・今日のテーマ、すごく大きいテーマだなと。介護保険始まる前からずっと、やっぱりそのそれぞれの専門職の方の課題になってたということが、なぜこの25年間、そのままなんとなく解決がしているような、いないような状態になってたのかということで、どのようなことに困っているのかということを第1グループのところでは最初に出し合い、内容をそれぞれ出していただいたわけですが、例えば地域によっては、どのおうちに駐車をさせてくださいとお願いすることが、次のその地域とのいろんな話につながるので、非常に気を使うというようなことから、ネットワークがあって困っていないという方とか、実際に駐車禁止のところに知らずに停めてしまって、罰金を自費で払わされたという話から、非常に幅広い困りごとがありまして、私の方からは、都会のヘルパーさんたちの移動は自転車なんですが、その自転車ですら、しばらくの間止めるということも困るというような経験をされているヘルパーさんたちが結構いらっしゃるっていうようなことも紹介をさせていただきました。

・どういうようにこのことを解決をしていったらいいのか、具体的にじゃあどうしていくのかということに関しては、地域と、その地域といっても地域住民の方のご理解、地域の企業やお商売されているところの理解、事業者同士の連携による理解というような、それぞれのレベルがあるだろう。で、具体的に協力をしていただいた方に、協力してますシールを出す、それでその企業や商店の地域での認知度が上がるみたいな工夫と同時に、実際にコインパーキング満杯で停められないとか、いろんな形での実害が起こることについては、やはり行政、自治体の方からの支援金など制度の設備が必要なのではないかなと。

・だから、一方だけでの解決だけじゃなくて、それぞれがその困りごとをきちっと寄せ合って話し合う。で、今までは表に出し切れていなかったことをきちっと表に出して、話し合って、問題提起をしていくということから始めていくのが大事かなという受け止めをさせていただきました。



<2グループ>

・私たちのグループでは、工夫として、訪問する前に、事前に訪問先に駐車スペースの確認をするという工夫をそれぞれされていましたが、やはり利用者さんがここ止めていいよと許可してくださっているスペースに停めた場合であっても、他の方、地域の方からクレームがあることもあったという意見がありました。お隣さんなどからクレームが来ると利用者さんにも迷惑がかかるということで、やはり地域のつながりが大事だなというような意見がありました。

・先ほど中西さんからも紹介があったように車の方に掲示できるマークがあると安心かなというように思いますし、地域でやることも大事なんですが、社名の入った車で来ないでほしいという希望の利用者さんもいるということで、地域だけでなくて、全国的にというか広い範囲での理解、協力が必要なのかなというふうに思います。



<会場グループ>

・福祉サービスのあの公用車車については、火事場の消防車と同じような認識で住民が理解をしないといけないんじゃないか、市民に正しいことを理解してもらわないといけないんじゃないかという話もありました。警察の方も、そういう困り感があるということを理解しておいてもらいたいということもあるのかなというふうに思ってます。

・この問題に関して私も取り組む中で感じるんですが、本当に地域性によるなというところがあります。田舎の集落、農村集落であればそこまで困ることはないけれども、駅前とか大きなアパート、マンションが建っているところには、なかなか停めるところがなかったりというところがあるよねという話もしていたところです。家族が配慮してもらえるところはいいけれども、家族がなかなか協力的ではないというところももちろんあるし、難しいところもあるよねと。

・この懇談会をしたことで、皆さんからお話がありましたが、専門職は住民のことをあんまり知らないし、住民は専門職のことをあんまりわかってないよね、事業所のこと知らないよねという中で、やはり互いの相互理解みたいなものが今後も必要じゃないかと。この駐車場問題に限らず、そういう関係性が作られていくことが必要なのかなということを話していたところです。


【指定発言】

⚫︎東近江警察署 交通課 阪口 優樹氏(メッセージ代読)


 いつもお世話になっております。東近江警察署には、定期的に地域住民等から数件の医療福祉関係者の駐車に対する苦情や問い合わせがあります。苦情や問い合わせのほとんどは、既に警察で駐車許可をしている事業所の車両です。警察に届け出をしても、そんな許可を出していることを地域住民は知らないことが多いため、通報が入ってしまいます。通報が入れば、ある程度の配慮はできますが、訪問中であっても事情を聴かざるを得ません。そう考えるとどこまで行っても、この問題の解決には地域の理解が必要であることは明らかです。通報があるということは、その地域に暮らす住民にとって危険な場所に駐車されているという認識だからだと考えます。

 いっそう元気!東近江の駐車場問題を考える取組は、地域の理解を拡げるとともに、地域の空きスペースや商店などに壁車協力を得ていくことで、甚大な交通事故を未然に防止し、交通安全の面からも、住民の命と暮らしを守る取組につながると考えています。

 本日は出席が叶わす、申し訳ございません。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



⚫︎東近江市福祉政策課 主事:林 友望 さん

 生活支援体制整備事業なんですけれども、簡単に言うと、高齢者の方が地域で安心して長く暮らせる地域づくりをしましょうということで、今生活支援コーディネーターの方であったり、各地区の協議体でいろいろ活動をいただいているんですけれども、やはり重要なこととしましては、その地域にお住まいの方が、介護予防であったり生活支援に対する理解というものを深めていただくということが必ず重要になってくるかなと思っております。で今回活動報告いただきました駐車場問題に関しても、やはり福祉サービスに関する理解というものがどうしても重要なテーマになってくるかなと思います。活動報告いただきました懇親会では、この駐車場問題というものを、そもそも困っているということを知らなかったという地域住民の方の意見もありましたので、やはりこういう活動をどんどん続けていくことで、福祉サービスの利用に対する理解を深めていただくとともに、介護予防であったり生活支援への地域住民の理解の広がりの一つとして、駐車場問題が切り口になることを望んでおります。


⚫︎東近江市福祉政策課 係長 竹岡 俊輔 さん

 この生活支援体制整備ももちろんですが、福祉政策課と致しまして地域福祉というものの推進というものも事業としてさせていただいているところです。この地域福祉の推進をいつも考える際に、地域住民、地域との相互理解を進めていくことで地域福祉が叶うと、ざっくばらん
に理解をしていますが、
一つの問題を捉えて、一つずつ考えていくということもすごく大事だというふうにも考えておりまして、今回のこの駐車場問題につきましても、皆様がこうやって真剣にご協議なさって、今後どうしていったらいいんだろうかというようなところを考えていただけることにつきまして、本当に心強く思っているところでございます。東近江市ももれなく今後高齢化ですとか、あと障害分野につきましても、そのサービスを受けられる方の数が増えるというのは避けられないことかなと思っております。そういった中で、今のような駐車場問題というのは、今後これからもまだまだ続く問題というようにも考えられると思います。ですので、やはり福祉の分野というのを、地域住民の方は、やはり自分が関わらないと、どうしても他人事よそ事に考えてしまわれる方がいらっしゃるのも仕方がないことだと思いますけれども、そこを皆様のご協力を得ながら、行政といたしましても、働きかけをさせていただいて、そのご理解が少しでも進み、この問題に端を発するような、地域福祉の推進に伴って解決できるような問題が少しでも前向きに進めばなというところを考えております。




【連絡事項】 第217回 三方よし研究会 市民公開講座 

日時 令和7年12月13日(土)14:00~16:00

当番・会場 東近江医師会 / 五個荘コミュニティセンター



第216回三方よし研究会のご案内

三方よし研究会のご案内 

2025年11月20日(木)18:30から 第216回NPO三方よし研究会を開催します。

今回の当番は、東近江市役所、まちづくりネット東近江、東近江市社協さんです。

参加される方は添付のQRコードを読み込むか、下記リンクよりお申し込みください。

https://forms.gle/8KJEmfVN9cpehTNm9



2025年10月26日日曜日

東近江圏域介護職員初任者研修 修了証授与式のご報告

NPO三方よし研究会の主催で6月より開講していました東近江圏域介護職員初任者研修、131時間の研修を終えることができ、全過程を修了された6名の方に、三方よし研究会理事長 小串先生より修了証を授与していただきました。修了式後には、珈琲やお菓子を楽しみながら、研修の振り返りや、今後の取り組みなどのお話に花が咲きました(^_-)-☆

今年度受講された方の2名が、介護分野での就労を決定されていることを大変嬉しく感じています。

研修会の開催にあたり、ご協力いただいた講師の皆様、医師会様、保健所様、市町様をはじめ、関係団体の皆様に心より感謝申し上げます。次年度も、皆様のご協力のもと、引き続き介護人材の確保と育成に向けた研修会を企画・実施していく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。




2025年10月19日日曜日

第215回三方よし研究会のご報告

 第215回三方よし研究会を開催しました。今回も多くの方にご参加いただき、学びや気づきの多い時間となりました。その様子をご紹介いたします。

◇日時:令和7年10月16日(木) 18:30~20:30
◇会場:東近江敬愛病院(2Fデイケア ルーム)、またはzoomによるwebで開催
(当番:東近江介護支援専門員連絡協議会、東近江敬愛病院 )

ゴール
 〇入退院時の多職種連携を考える。
 〇シャドーワークの軽減・解消に向けて、取り組むことを考える。
 〇その人の望む暮らしを実現するために、多職種が連携して取り組むべきことを考え、日頃の活動に役立てる。

【情報提供】
〇多職種キャリアアップ研修会
11月9日、米原市役所で「第11回多職種キャリアアップ研究会」が開催されます。テーマは「つながりにより健康を支える―重層的支援と健康まちづくり―」。京都大学・高木大資氏による講演をはじめ、国スポ・障スポ記念の体験コーナーや多職種によるグループディスカッションも実施。医療・介護・福祉・行政関係者が集い、ウェルビーイングを高める地域づくりを学び合います。
是非、ご参加ください。

〇三方よし研究会 市民公開講座
12月13日(土)14時~16時30分、東近江市五個荘コミュニティセンターにて、市民公開講座を開催します。今回のテーマは「心の糸~写真記者の僕が認知症を見つめ続けて気づいた光~」。講師は、京都新聞社の写真記者として「人生」「社会保障」「ケア」をテーマに長期取材を続ける松村和彦さんです。
松村さんは、認知症の当事者や家族を撮り続け、その姿を通して人の心の強さやつながりを伝え続けておられます。国内外で高く評価され、世界報道写真展でも入賞されるなど、写真を通じた社会へのメッセージに注目が集まっています。
参加費は無料。どなたでもご参加いただけますので、ぜひご参加ください。

【挨拶】
東近江敬愛病院 院長 間嶋淳 先生


【学習会】
『入院情報提供書の改訂について』  

     しみんふくし滋賀 近江八幡居宅介護支援事業所:藤野純子さん  


入院時情報提供書が新しくなりました
― 連携を深め、安心して退院できる支援へ ―
東近江圏域介護支援専門員連絡協議会の会長を務めております、しみんふくし滋賀 近江八幡居宅介護支援事業所の藤野です。
滋賀県介護支援専門員連絡協議会では、皆さまから寄せられたご意見をもとに「入院時情報提供書」を改訂し、今年4月から新しい様式の運用を始めました。今回は、その改訂の経緯と内容についてご紹介いたします。

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急性期病床の現状とケアマネの役割

国は、増加する後期高齢者の入院ニーズに対応するため、急性期病床の在院日数を短縮する取り組みが進められています。
その中で介護支援専門員には、「退院支援」に積極的に関わり、要介護高齢者が安心して円滑に退院できるよう支えることが求められています。
私たちが行ったアンケート調査では、退院事例の約7割が急性期病床からの退院であり、肺炎や心疾患などによる入院が多く、その8~9割が要介護者でした。
また、退院前訪問指導が実施されているのはわずか1割程度で、病院側が自宅の療養環境や生活状況を十分に把握できていない現状も分かりました。
こうした結果から、「入院時からの情報共有と連携の強化」が必要であると考え、私たちは入院時情報提供書の改訂に取り組みました。

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入院時情報提供書の目的と特徴

この入院時情報提供書は、病院と在宅チームが情報を共有し、より円滑な退院支援につなげるためのツールです。
急性期病床だけでなく、回復期リハ病床や療養病床、転院・予定入院時など、さまざまな場面でご活用いただけます。
連携とは、互いの強みと弱みを理解し補い合うこと。
ケアマネジャーは入院前の生活や地域資源、家族の思いをよく知っており、医療職は病状や機能の変化、検査結果を的確に把握しています。
双方の情報をつなぐことで、退院後の生活を支える具体的な支援策が見えてきます。

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改訂のポイント
今回の改訂では、県内7ブロックのケアマネ、保健所、医療ソーシャルワーカー協会などからの意見を踏まえてバージョンアップを行いました。主な変更点は次のとおりです。

•基本情報欄の充実
 「居宅介護支援事業所名」「担当者名」「電話番号」を右上に配置し、「情報提供日」を新設。誰が、いつ提供したかが一目で分かります。
 また、「身長」「体重」「測定日」を追加し、栄養状態の変化を把握できるようにしました。これは、常に最新の利用者情報を意識的に把握する姿勢づくりにもつながります。

•権利擁護の視点の明確化
 家族図の欄に「権利擁護に関する配慮の必要性」をチェックできる項目を設け、「認知機能」を基本情報欄に移動しました。
 入院時から権利擁護の視点を共有し、チーム全体で支援方針を統一できるようにしています。

•医療・介護の情報共有強化
 「義歯の使用」「嚥下機能障害」「歯科・薬局(訪問の有無、担当者名)」の項目を新設。口腔ケアや服薬管理など、入退院を通じた連携が取りやすくなりました。

•生活意欲や支援の方向性を明確に
 「退院に向けて自宅での生活継続に対する思い」を「入院前の在宅生活継続に対する思い」に変更。
 また、「退院後の在宅生活に必要な要件」「今後の在宅生活の展望」など、前向きに生活を再構築する視点を加えています。

•人生の最終段階への意識づけ
 新たに「人生の最終段階における医療・ケアに関する情報」を追加しました。
 この項目は意見が分かれた部分ですが、ケアマネ自身が早い段階から本人や家族の思いを意識し、ACP(人生会議)につなげていくきっかけにもなると考えています。

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おわりに
入院時情報提供書は、連携を円滑に進めるための“道具”であり、目的そのものではありません。
大切なのは、書面だけでなく、お互いの顔が見える関係と信頼を築くこと。
地域の実情に応じて工夫しながら、利用者とご家族が安心して退院を迎えられるよう、これからも丁寧な支援を続けていきたいと思います。


『ケアマネージャーのシャドーワークの実態について』                    ケアプランセンター加楽:楠神渉さん


本日は「ケアマネのシャドウワーク ― 見えにくい業務負荷とその解消策」について、お話しする機会をいただき、ありがとうございます。
「シャドウワーク」という言葉は、最近ではメディアや厚生労働省の資料などでも少しずつ取り上げられるようになってきました。制度の中では定められていないけれど、現場では“必要だからやっている”仕事――それがシャドウワークです。たとえば、緊急時の訪問、書類の代行、買い物の付き添いなど。誰かのために動くうちに、いつの間にか増えていく見えない仕事。これが、見えない負担=シャドウワークです。

今日お話しする内容は3つです。
1つ目は、ケアマネジャーの“見えない仕事”の実態について。
2つ目は、多職種との連携と役割分担について。
そして3つ目は、制度面と現場実践の両面から見た解決の方向性です。

まず、「シャドウワーク」とは何かを整理しておきます。
ケアマネジャーの業務には、介護保険制度で定められた“法定業務”――アセスメント、ケアプラン作成、サービス担当者会議、モニタリングなどがあります。一方で、それ以外に「制度上の位置づけはないけれど、実際には必要とされる仕事」が多く存在します。これが“影の仕事=シャドウワーク”です。
たとえば、書類の代筆や通院の付き添い、安否確認、死後の整理、行政との調整など。範囲はとても広くなっています。

では、なぜこうした仕事が生まれるのか。その背景には3つの要因があります。
1つ目は、高齢者の生活課題が複雑化し、支援が制度の枠を超えていること。
2つ目は、地域に十分な社会資源がなく、他に頼れる支援者がいないこと。
そして3つ目は、「ケアマネなら何とかしてくれる」という信頼と期待が高まっていることです。

こうした中で、ケアマネは「誰かがやらなければ生活が回らない」という思いから動かざるを得ない状況にあります。ですが、その“善意の仕事”が積み重なると、業務が過重化し、本来のケアマネジメントに支障をきたすこともあります。
この現象はケアマネに限らず、医師や薬剤師、訪問介護など他の職種でも見られます。

【厚労省の調査例】
郵便や宅配便の受け取り、書類作成、代筆、救急搬送の同乗、家事支援、金銭管理、入院時の衣類準備、徘徊時の捜索、死後事務、医療同意など。

【加楽での実例(先週1週間)】
生活保護利用者の受診証明書の受け渡し、医療券の受領と配達、独居高齢者の緊急支援や受診付き添い、デイサービス見学支援、家電廃棄、減免手続き同席、インスリン指導への付き添い、ネット購入代行、外国籍利用者の年金書類翻訳など多岐にわたります。

こうした業務は、現場や制度に次のような影響を及ぼしています。
まず、業務負荷の増大。制度外の支援が増え、1件あたりの対応時間が大幅に増加しています。
次に、専門性の希薄化・役割の曖昧化。ケアマネが「何でも屋」になり、本来の専門的業務が後回しになることがあります。
また、責任の所在が不明確になるリスク。制度外での対応は、トラブル時に責任範囲が曖昧です。
さらに、モチベーションの低下・離職。報酬に反映されず、感謝だけで終わるケースが多く、「やりがいはあるが報われない」と感じる人もいます。
そして根本には、制度の未整備があります。必要な仕事であっても制度上の位置づけがなく、基準や報酬が定まっていません。結果として、各事業所が独自判断で対応しているのが現状です。

【国の動き】
厚労省でもこの問題は課題として認識されています。検討会では「法定外業務の増加」が指摘され、老健局長からも「制度の枠を超えた業務は整理が必要」との発言がありました。
一方で、国はICTやAI導入を進め、ケアプランデータの連携やAIアセスメントで事務負担を軽減しようとしています。業務範囲の見直しや報酬改定、包括支援センターとの役割整理も検討中です。

【今後の方向性】
制度面では、「法定外業務の線引き」と「報酬の見直し」が進められています。生活支援に近い業務は保険外サービスとして整理し、地域のボランティアやNPO、民間と分担していく方向です。
現場では、事業所ごとに「業務の線引き」をチームで共有することが大切です。どこまでをケアマネが担い、どこから他機関に委ねるのか。明確にするだけでも負担は軽減します。
また、地域包括支援センターをハブに、社協や自治会、ボランティアと協働する仕組みづくりも効果的です。ICTツールの活用も有効です。オンライン記録や打ち合わせで移動・事務時間を減らす工夫ができます。

【多職種連携の視点】
この課題は、ケアマネ一人では解決できません。医師・看護師・ソーシャルワーカー・介護職などがそれぞれの専門性を発揮し、「誰が・どこまで・どう関わるか」を共有することが必要です。
包括支援センターが地域ネットワークを束ね、制度外支援を調整し、ケアマネが専門的助言を行う。そうした体制が整うことで、無理のない支援が可能になります。利用者や家族にも、「どこまでが保険内の支援で、どこからは地域や家族の協力が必要か」を丁寧に説明していくことが大切です。誤解を減らすことで、結果的に支援全体がスムーズになります。

見えにくい仕事の中にも、たくさんの思いや工夫があります。
一人で抱え込まず、みんなで支え合う地域をつくっていけたらと思います。
今日のお話が、少しでも考えるきっかけになればうれしいです。
ご清聴、ありがとうございました。


『適切なケアマネジメント手法について』 ケアの本質を見つめ、つなぐ力へ
            ケアプランセンターカルナハウス:前田岳史さん 



介護を取り巻く環境が大きく変化し、ケアマネジャーに求められる役割はさらに広がっています。高齢者の暮らし方や家族のかたちが多様化する中で、社会資源の活用範囲も拡大し、より柔軟で的確な支援が必要とされています。そうした状況の中で、「適切なケアマネジメント手法」は、現場の実践を整理し、支援の質を一定水準に保つための新たな枠組みとして注目されています。

この手法は、長年にわたり積み重ねられてきたケアマネジャーの経験知を体系化したもの。支援の内容を「基本ケア」と「疾患別ケア」の二層構造で示し、それぞれに必要な視点や支援内容、アセスメント項目が整理されています。

「基本ケア」は、利用者の尊厳を守り、生活の継続を支えるための基盤的な支援を示したものです。高齢者の身体機能や心理面に配慮し、在宅生活を維持するうえで欠かせない視点を明確にしています。
一方、「疾患別ケア」では、脳血管疾患、大腿骨頸部骨折、心疾患、認知症、誤嚥性肺炎といった主要な疾患に焦点を当て、それぞれの段階や回復期に応じた支援の方向性が具体的に示されています。退院直後と数か月後では必要なケアが異なることも多く、その変化に合わせて支援を見直す重要性が示されました。

ケアマネジメントは“仮説”を立て、検証していくプロセスであるとされます。限られた情報から“あたり”をつけ、支援内容を見立てる。そのために必要な知識や思考の道筋を整理したものが、この手法の中核です。単なる手順書ではなく、考える力を育むための指針。経験豊かなケアマネジャーが無意識のうちに行ってきた判断や視点を、言語化し共有できるようにした点に大きな意義があります。
また、この手法はケアマネジャーだけのものではなく、医療・福祉・看護・リハビリなど、さまざまな専門職が共通の視点を持って協働するための“共通言語”として位置づけられています。地域全体で共有し、多職種が同じ方向を向いて支援にあたることで、利用者や家族の「望む暮らし」に近づける。その実現を後押しする枠組みといえます。

発表では、ケアマネジメントプロセスの流れに沿って、「適切なケアマネジメント手法」がどの段階で活かされるかが丁寧に整理されました。インテークからアセスメント、プラン作成、モニタリングに至るまで、すべての過程において支援の根拠を明確にする姿勢が求められることが強調されました。特にアセスメント段階での「見立て」と「情報整理」は、支援の質を左右する重要な要素とされています。

この手法は、日本総合研究所が厚生労働省老人保健健康増進等事業の一環として取りまとめた報告書を基礎に、全国的な普及が進められています。介護支援専門員の法定研修でも導入が進み、専門課程Ⅰ・Ⅱなどのカリキュラムにも反映されつつあります。現場での研修や実践を通じて、より具体的に活用されるようになってきました。

資料はA4で厚さ4.5センチにも及ぶ膨大な内容ですが、その一つひとつに、現場で役立つ知識と支援の視点が詰まっています。細部に迷い込みそうな情報の森の中から、何を拾い、どうつなげるか。その探究が、ケアマネジメントの本質を照らしています。

「適切なケアマネジメント手法を活用して、抜け漏れなく連携し、自立支援を、そして望む生活へ。」この一文に、この手法の目的と願いが込められています。

ケアマネジメントの根底にあるのは、制度ではなく人の暮らしです。支援の質を高めるとは、ひとりの生活に丁寧に寄り添うこと。現場での実践を理論と結び、地域の力へと変えていくが重要だと考えます。


【活動報告】  

『退院支援・シャドーワーク事例』:
        やすらぎの里ケアプラザ 管理者:高倉利幸さん 
                   東近江敬愛病院 地域医療連携部 社会福祉士 城尾紀子さん


独居高齢者への支援 ― 繰り返す入退院と生活再建への寄り添い

地域のケアマネジャーが関わった、ひとり暮らし高齢者への支援事例を紹介します。
対象の方は〇〇代男性、アパートで独居生活を送る要支援〇〇の方です。週3回の訪問看護と週2回の訪問リハを利用しながら暮らしておられました。

ここ数年、転倒や体調不良をきっかけに入退院を繰り返しており、そのたびに病院や福祉課との調整、入院手続き、生活物品の整理などをケアマネジャーが支援してきました。
入院中はリハビリの介入が遅れることもあり、退院後の生活に向けて、病棟・訪問リハ・訪問看護が連携しながら、段差昇降や歩行器の使用状況を確認。次の入院時には本人の歩行器を持参し、病棟での練習を行う計画を立てました。

退院当日にはケアマネジャーが同行し、住まいの準備や手続きの支援を実施。
訪問リハや訪問看護と協働して在宅での動作確認を行い、再入院までの短期間を安全に過ごせるように整えました。
しかし在宅中の夜間、玄関の鍵を閉めようとして転倒し、救急搬送される事態に。
再入院後には介護区分の見直しを病院と相談し、入院中に認定調査を受けて退院となりました。

この支援を通して、身寄りの少ない独居高齢者が増える中、ケアマネジャー以外の職種も生活を支える場面が多くなっていることを実感しました。
誰か一人の負担ではなく、地域の関係者が協力し合って暮らしを支える仕組みづくりの必要性をあらためて感じさせられる事例でした。


【グループワーク】 進行 花戸貴司先生

テーマ『退院支援時の連携とシャドーワークについて』

視点 〇退院支援を多職種で連携して行う際、どのような課題があるのか?
          〇退院前後の場面で発生するシャドーワークには、どのような課題があるのか? 
       〇利用者・家族の望む暮らしを実現するため、またシャドーワークの軽減・解消に向けて、多職種が連携して取り組むべきことは何か。



【発表】
(会場3グループ、オンライン2グループからの発表の概要)

・各職種からの報告を通して、ケアマネをはじめ多職種が保険外の支援を担うことで、在宅生活を続けられている方が少なくないことが見えてきた。
・退院時などに多くの依頼をケアマネにしていたが、実は保険外の内容が多いと知り、これからは自分たちでできることも考えていきたいと思った。
・地域の有償・無償のサポートセンターとの連携を進めたい。また、そうした仕組みがない地域では、新たに立ち上げていく動きも必要に感じた。
・地域包括支援センターをハブとして、情報を共有できるようになると心強い。
・この課題の解決には、地域ごとにキーマンとなる人が必要。包括が担うのか、三方よしのような団体が担うのか、話し合いを重ねていきたい。
・薬剤師や訪問看護の現場でも法定外の業務が多く、それぞれのシャドーワークを見える化し、協議を続けていくことが大切ではないか。
・支援の基本は自助。何でも多職種で対応するのではなく、まず本人や家族ができることを考えたい。そのうえで、難しい部分をシャドーワークとして、互いの“のりしろ”を活かし合えればよいと思う。






【指定発言】

東近江市地域包括支援センター:河島克彦さん


「シャドーワーク」という言葉は、もともと家事や子育てなど、近代の産業システムやサービス経済を支えるために欠かせない“見えない労働”として使われてきました。つまり、資本主義社会を成り立たせるうえで必要とされながら、評価されにくい労働を指しています。

ケアマネジメント業務におけるシャドーワークの問題については、日頃からケアマネジャーの皆さんの支援に関わる中で耳にすることも多く、また今回、ミニ学習会で具体的な実例報告を伺い、改めて大きな課題であると感じています。
そもそも、サービスでは支援できない部分を家族や身内が担うという、現在の制度設計そのものに根本的な問題があると考えています。介護保険制度という社会保障制度が、自助や共助を前提としていることが、その背景にあるのではないでしょうか。

地域包括支援センターとしても、これまでケアマネジャーさんからの相談にできる限り対応してきましたが、やはりマンパワーの限界もあり、シャドーワークの解消には至っていない現状があります。その点については、申し訳なく感じています。
実際、地域包括支援センターでも通院支援やゴミ屋敷の片づけ、金銭管理など、本来業務の範囲を超えた支援をやむを得ず行うことがあります。運営マニュアルには記載されていないものの、ここにも“見えない労働=シャドーワーク”が存在しているのだと思います。

本来は、シャドーワークが生じない社会こそ望ましいはずです。社会保障は国民生活のセーフティネットであるべきで、今のようにシャドーワークが最後のセーフティネットになっている状況は、理念としても矛盾しています。

楠神さんの報告の中で、「地域包括支援センターがハブ機能を持つ」という提案がありました。包括として何ができるのか、非常に難しい課題ではありますが、そのようなことも、検討していきたいと思います。
まずは、ケアマネジメント支援においてケースの情報を丁寧に把握し、ケアマネジャーの負担軽減につながるよう、可能な限りサポートを続けていきたいと考えています。

また、身寄りのない方などの支援も含め、今後はセンターの役割を見直し、将来的に“調整ハブ”としての機能を持てないか検討を進めていきたいと思います。
本日は、このような貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

【連絡事項】 
第216回 三方よし研究会 令和7年11月20日(木)18:30~20:30  ○当番・会場  東近江市役所、東近江社協、まちづくりネット東近江

次回の研究会のテーマは、「サービス利用における駐車場問題を考える」。
地域の現状を見つめ、暮らしやすいまちのあり方を一緒に考える時間になります。

当番は東近江市役所、まちづくりネット東近江、東近江市社会福祉協議会で、東近江市包括支援センターの河島さんによる情報提供や活動報告、花戸貴司先生の進行によるグループワークや発表も予定されています。
「駐車場がなくて困ったこと」「苦情につながった経験」など、専門職・行政・地域それぞれの立場から意見を交わしながら、地域支援の形を探っていきます。
皆さんのご参加をお待ちしています。