日時:令和2年4月16日(木)18:30~20:30
(当番:近江温泉病院 )
参加者:55名
〇ゴール
・新たに開設した東近江圏域の教育機関と介護医療院について知る
・「ひきこもり」の実態と、県の取り組み学ぶとともに、事例を通して東近江市の取り組みを知る
・新型コロナ感染症に関連した情報交換
・Webを活用した研究会の開催を経験して、これからに生かそう
〇情報提供
・総会は出会っての開催が難しいので、事前に資料を送付しますので、書面で決議とさせていただきます。(小梶様)
〇情報提供2
・びわこリハビリテーション専門職大学の紹介 (10分):山川様より
・専門職大学とは:新たな高等教育機関で想像力、実践力に重きを置いている。従来の大学より、より実践力の高い教育を目指している。
・滋賀県のリハビリ専門職は1500名で他府県より2~3割少ない。
・PT、OTを養成する大学
・近年では予防分野、スポーツ分野で活躍が見込まれる。
・PTは運動分析のスペシャリスト
※地域共生社会で活躍できるリハビリ専門職の養成を目指す!
・近江温泉病院より、介護医療院の開設について・・・情報提供(10分):辻尾様より
・介護療法型医療施設が廃止となり、介護医療院に転換となる。
・定員数120名
・長期的な医療と介護ニーズを併せ持つ方を対象としている。看取りターミナルケアにも対応可能。
・PT、OTを配置している。
・食事は地元のお米を作って、手作りで出している。当院の自慢、とてもおいしいです(^^)
・介護保険を受けて、要介護認定の方(要介護1~5)が対象。
(経管栄養、インシュリン注射等の医学的管理が必要な方など・・・。)
・入所期間に具体的な制限期間はない。
・4月1日から開設している。
・質問:
Q:大学では、STさんの養成はありますか?
A:現在はPT、OTのみの養成です。
Q:介護療養病床の時の年間の看取り数は?
A:120床で、ほぼ全員が最期まで看させていただいている。
〇30分学習会
「ひきこもり」の実態と、県の取り組みについて:東近江保健所 兼田保健師
・東近江圏域の引きこもり者数は約2000人と推計される。
・ひきこもりの定義は6か月以上にわたって、概ね家庭にとどまり続けている状態
・ひきこもりの分類は、第1郡「統合失調症等精神疾患」、第2群「発達障害等」、第3群「その他(神経症等)」
・ひきこもりの回復の過程は、エネルギーの回復→恐怖症状の軽減。
・国と県の動き
H21年度~「ひきこもり対策推進事業」を創設
H30年度~「ひきこもり対策推進事業の強化」
・ひきこもり地域支援センターを設置している。
・ひきこもり支援に係わる人材の養成研修・ひきこもりサポート事業
・ひきこもり者の居場所づくり
猫の手、あいとうふくしモール、ピース、ひきこもり女子会、
・ひきこもり支援実態調査
・ひきこもり支援ケース数280件(ひきこもり90件、準ひきこもり190件)
・男性が3/4
・課題
・他の関係者との連携を図ることに労力を費やすことになり、支援者の負担が大きい。
・小学校では手厚く支援されていたのに、中学校に引き継がれないこともあり。
・早い介入、支援が必要
・マンパワー不足、時間不足
・居場所の多様な機能が必要
・東近江保健所のひきこもり支援
・個別相談・訪問、心理相談、家族学習交流会、支援従事者交流会
※ひきこもりの方とかかわるうえで必ずしも専門的な知識は必要ありません。
「ただ、温かく見守ってもらえている」「自分からはできなくても、相手からあいさつをしてもらえる」
それだけで、安心感、社会m・地域の一員として認められているという実感につながります。
地域の一人ひとりがひきこもりの方を支え、すべての人が安心して暮らせる住みよい地域を皆で作っていきましょう。
〇情報提供・症例報告
・〇〇の術後を機に、長い引きこもり期間を経たのち、コミュニケーションに対するリハビリをきっかけに、展望が開けつつある〇〇代事例を通して(10分)
・近江温泉病院 総合リハビリテーションセンター 言語聴覚士 久貝千里
・紙面での情報提供協力: 東近江市福祉総合支援課 木下幸代
〇感想・質問
・ひきこもりをなんとかしょうではなく、本人のしたいことを見つけて支援していけたのが良かったと感じました。
・ひきこもっているのをなんとかしょうではなく、ご本人がどのように思っているとか、そのような視点を持てたことが良かったと思う。目の前のことをなんとかしようではなく、関係者のフォローアップが良かった。
Q:滋賀県では約2000人のひきこもりの方がおられるとのことだが、増加傾向なのでしょうか?
A:1回目の実態調査の為、把握ができていません。
Q:市、県から見学に来ていただき、どのようなことがありました。
A:当院で動いている様子を兼田さん、木下さんに見て頂けた。
Q:地域につながる入口となったのでしょうか?
A:このケースでは、良いタイミングで地域とつながるきっかけとなりました。
A:自宅に伺うと、布団に包まってきる姿しか見たことがなかったので、エアロバイクされている時に、話掛けたら、流暢にお話をされたのに驚いた。身体を使ったリハビリ、PCでのリハビリの効果を感じることができた。リハビリの様子を見せて頂いたことが、今後の就労支援につながると思います。
Q:リハビリが世界が広がる可能性になった?
A:そのように思います。
〇情報交換会 新型コロナ感染症に関連して
・感染防御,各施設、事業所、職種での対応状況について→患者さんの感染を防ぐために
・日野記念病院:
・東近江医療センター:
日野記念病院さんと同じ。それ以外では、面会者は許可者のみ(体温測定あり)。
・敬愛病院:
洗濯物の受け渡しも1Fで行っている。家族からは何時になれば会えるのかとの問い合わせあり。基本的に家族であっても面会をしていない。
・近江温泉病院:基本、面会制限をかけている。退院支援のタイミングを逃さないようにしたい。
※先ほど、全国に緊急事態宣言がでるとの情報があり。
本来であれば、国の発令の後に府県で対応を行うが、各府町が独自に行動されたので、国が出されるのだと思う。
・清水苑
面会制限をしている。家族さんからの問い合わせが多数あり、今後、テレビ面会などしていきたい。
・ケアマネ
退院支援については、参加者の体温測定も行った上で必要最小限のメンバーで行っておいる。又電話対応できる時は開催を見送っている。
モニタリング訪問は電話等で対応可能となっている。面会時間をできるだけ短くしている。
・医師:
日赤さんの退院時には、テレビ会議で行った。
・東近江総合医療センター:
テレビ会議の即時の対応は難しいというのが正直な感想。
・東京では、入院した際に訪問看護、CMの連携がとまってしまっていた。入院前の生活状況がわからないまま、退院支援が行われている現状がある。ZOOMや、LINEなど活用してもよいと思う。
・オンラインの話が出たが、中核病院ではZOOMを使用して連携を行っているところもある。腰が重かった医師会がICT活用に動いて頂いている。
・大きな病院が発熱者を受けいれて頂いており、感謝しています。
・多職種連携における障害となっていること→ カンファレンス、研修、職員で感染、者がでた時の仕事の制限
・ZOOMなどのICTを活用して3密をさけながら連携を行っていきたい。
・この状況がいつまで続くと考えるべきか?経営状況なども含め→対策を考える
・栄養士:4月、5月いらないと言われたところもある。料理教室はすべて中止です。
・薬局:疑わしい人はすべて、車中で待ってもらってお薬を渡している。0410処方箋があり、病院からFAXで処方箋が届き、それをどのようにお薬を渡すか個別に相談している。診察数が減っているので、薬剤師さんに休んでいただくのか検討が必要。
・薬剤師:まったく面識のない方が、体温計、電池を購入しにこられ、対応に戸惑っている。地域の住民さんは協力的で薬局の中は3密にならずにすんでいる。
・小さい事業所さんから大変になるが、今後の経営のことなども意見を伺いたい。
・施設:職員の行動の制限がしにくいが、利用者さんを守るための行動をしていただいている。
サービスの閉鎖となると経営が難しくなる。秋ごろがターニングポイントになると感じている。
・今、我々ができること →ACP(人生会議)?
・70代、80代の方が重症化すると亡くなられる率が高くなる。
・重症の肺炎になった際に、人口呼吸器をつけるのかなど、人生会議をして必要があるが、面会制限がりなかなかできないもどかしさがある。少し先のことも考えて支援して頂きたい。
〇その他(感想等)
・みんなが罹ると思って、準備しておくことが大切だと思う。
・先日、初めて会う方とオンライン会議をしたらちぐはぐだった。日頃の顔が見える関係を大切にして、オンラインを利用するのが良いと思う。
・ひとことメッセージは、三方よしMLにコメントをお願いします。
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