今回、三方よし研究会は実行委員会主催にて第212回研究会を市民公開講座の形で開きました。
場所 滋賀県東近江市立
五個荘コミュニティセンター
日時 7月12日(土)14:30〜17:00
内容 映画『猫と私と、もう1人のネコ』鑑賞&監督と花戸先生のトークショー
映画の内容は、いわゆるヤングケアラーのお話。このようなポスターを作成し、各団体さんにお願いする、新聞にも取り上げていただくなどして周知に努めました。
当日は暑い盛りの午後でしたが、「暑いわ〜」と言いながら続々と映画鑑賞希望者が来場してくれました。
中で来場者を案内する準備をする実行委員会のメンバー。
時間となり、小串先生の挨拶と共に映画鑑賞がスタート。
最終的には100名を超える方々にご来場いただくことができました。皆さま、本当にありがとうございました。
この映画、主人公の父親に津田寛治さん、母親役に一青窈さんが出演(主題歌も一青窈さん)、主人公の吉名莉瑠さんは一般公募から選ばれたようですが、演技とは思えないその自然な振る舞いに、その過程を取り巻く関係者達も相まって、とにかくその世界に引き込まれました。
映画が終わった後の小休憩時間には、キーワードとなる2枚の絵が通路に...
休憩を挟んで、この映画を制作された祝大輔監督と、花戸先生とのトークショーが開始。
実行委員会の小原さんの司会で、監督からはこの映画を撮ろうと思われたきっかけや撮影秘話、花戸先生からはその感想から先生自身の生い立ちまで話が及びました。またこの映画が放映されるということで参加して頂いた、大津市にありますこどもソーシャルワークセンターの川崎さんからも滋賀でのヤングケアラーの実情のお話があったり、小串先生からの質問、会場からの質問も交えて、このトークショ-自体も白熱しました。
一応三方よしブログなので、その時の話の要点だけ記しておきます。
・映画作成しようとしたきっかけ:なぜ猫が出てくる?
・ヤングケアラーのストーリーとなった裏話
・日本にはどのくらいのヤングケアラーがいるか
・地域のつながりについて
・花戸先生の生い立ちとこの映画、ヤングケアラーとの関連について
・地域での支え合いが社会への還元となっていく
・映画制作にかかった時間は?
・主人公に吉名さんを選ばれたその経緯について
・滋賀県、全国でのヤングケアラーの実情
・『猫と私と、もう1人のネコ』私って誰?もう1人のネコって誰?
・この映画を製作してからの社会の影響
せっかくなので、現在滋賀県とタイアップしてヤングケアラー支援に取り組んでいます「こどもソーシャルワークセンター」のご紹介も(来場していただきましたのは川崎知穂さん)。
・ホームページはこちら
・ヤングケアラーのあなほりラジオ(つながるオンラインサロン:月1回ペース配信)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLlGYmxKoWXa8uXyphsG3hSETYxFCk_9O4
・夏休み応援のクラウドファンディング
最後は、監督のたっての希望で会場に残った皆さんとぜひ記念写真を撮りたいとのご意向で、皆での一枚を(顔出しNGの方を除く)。
その後、会場の皆さまへのアンケートをお願いしておりましたが、50名を超える方々から熱い感想、メッセージをいただきました。全部は掲載できませんが、その一部を掲載いたします。
・映画もトークショーも非常に良かったです。
・ヤングケアラー、報道でよく見聞きしておりましたが、やはり人間キツい時はキツい、声に出す事も必要だと思いました。
・お母さんと主人公のリアルな姿が印象的でした。ステキな映画をありがとうございます。
・久しぶりに泣きました。ヤングケアラーと聞き、もっとドロドロとした映画なのかなと思っていましたが、ソフトで誰にでも受け入れられてわかりやすい映画でした。校内カフェ初めて聞きました。
・切実な映画でした。
・ヤングケアラーはごく普通の家庭で起こりうることであると認識しました。もっと地域や公的機関に助けを求めてくれる環境が整えばよいと思います。
・ヤングケアラーについて知らなかったことをいろいろ知ることができ、来てよかったです。またすぐにできることもあると知りました。またぜひこの映画を見てみたいと思います。
・突然の境遇の中での人生の選択、若かりし頃にかえりました。
・とても良かったです。今一クラスに一人はヤングケアラーがいるとお聞きしました。’しんどい’と言えず頑張っている子どもたちがいるのかと思うと、何かしらお手伝いできる事はないのか?と思いました。多くの方々に観ていただきたい映画でした。ありがとうございました。
今回の研究会、市民公開講座の形でヤングケアラーについて、地域とは何か、社会のつながりとは何かについて、市民の皆さまと共に考えるよいきっかけになったのではないかと思います。ご来場の皆さま、祝監督、ありがとうございました。
最後は監督を囲んで実行委員会のメンバーと共に一枚。
次回は8月21日(木)18:30〜20:30に開催となります。
また次回お出会いいたしましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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