2019年6月20日木曜日

第139回三方よし研究会

139回三方よし研究会が開催されましたので、ご報告します。


日時:令和元年620日(木)18302030
会場:地域密着型特養 きいと(六心会)  担当:南出


○情報提供
・近江八幡市立総合医療センターでの、がん患者サロン「よしぶえ」 八木さんより
  滋賀県下で12のサロンがあり、この圏域では東近江総合医療センター、近江八幡市立総合医療センターの2か所で開催している。
滋賀県がん患者サロン「むらさきの縁」


7月定例会後の交流会 720日 午後630分(定例会後)~ 瀧川先生より
  本日より申し込みを開始。豪華景品もあり、多数の方々の参加をお待ちしています。
・第34回糖尿病三方よし研究会 74日(木) 午後630分~よしぶえホール 瀧川先生より


711日看取りの研修会:南出さんより
・きいとサロン&カフェ:南出さんより


○活動報告
・きいと 嘱託医の現場より きいと嘱託医:小串輝男さん
 ACP(人生会議)の大切さ
  いきなり浸透させようとしても無理、世代を超えて理解して頂きたい。
  同意書は押し付けない。
  食べられないから死ぬのではない。死に時が来たから食べられなくなる。
 若い家族をたくさん呼ぼう
 連携は学問ではない、実践である。(まさに三方よし研究会で取り組んでいること。)

 
・きいとサロン エロンゲーショントレーニングによる地域支援について 
ここちの郷 作業療法士 小菅知子さん
  フレイルや何らかの要因で専門職の関りが必要になることがある。
  地域の中で予防ができないかと。専門職の視点を加えて活動を始めたのが、きいとサロン。五箇荘・能登川にお住いの方が対象で、エロンゲーショントレーニングや、体力測定、健康豆知識の提供などをしている。
  (エロンゲーショントレーニングとは?  ゴム製のバンド、ストッキングのような柔らかいゴムおを使用して健康づくりをサポートする体操。守山市では市をあげて、このトレーニングをされている。)
   楽そうに見えるが、20分の散歩程度の効果がある。きいとサロンは健康面だけでなく、交流の場となっている。
   今はリアビリの専門職が関わっているが、今後は地域の方々にリーダーとなって頂けるようにしたい。


○学習会
『自然災害、日頃から備えておくこと~個人として、職場で、専門職として』 
防災危機管理課 西澤さん、中井さん
健康福祉政策課 西野さん
・東近江市では次の1~3の災害が想定されている。
1.風水害
2.土砂災害
3.地震災害
  まずは、自分の活動圏域でどのような災害が想定されるのかを知ることが大切。
  市のHPに防災マップを掲載しているので、要確認。(ハザードマップでは、100年に1度の大雨となっても、きいとは浸水しないとシミュレーションされている。)

  ・水害時に取るべく行動としては、むやみな移動はかえって危険、自宅の階数とハザードマップをの着色を確認して、避難が必要か判断する。
  
  ・土砂災害警戒情報
   土砂災害は目で危険を察知できないので、危険を感じたらすぐに逃げることが大切。
   土砂災害の前兆として、小石が落ちる、湧き水の量が増える、樹がザワザワ騒ぐ、山なりがする、池が濁るなどがある。
  
  ・地震災害
   今後南海トラフが発生する可能が高くなっている。30年以内に70から80
    南海トラフが発生した際、きいとは震度6弱が予想される。
    
  ・要配慮者対策について
    災害対策基本法の改正
     災害時要援護者→要配慮者、避難行動要支援者
     市が避難行動要支援者名簿を作成
     名簿を支援者に提供して平常時から活用できる
  ・水防法・土砂災害防止法の改正(平成296月)
    浸水想定区域や土砂災害警告医域内の要配慮者利用施設の管理者等は、避難確保計画の作成、市長への報告、避難訓練の実施を義務付けられた。

・地震DIG(個人演習)
  阪神大震災級の地震発生時に何をするか書き出して検証を行った。

  ・まず間違いなく、すぐ、停電するので、テレビは約にたたない。
  ・固定していない家具は倒れる
  ・電話・携帯電話は繋がらない
  ・多分、ガスはすぐ止まる(これは良い話)
  ・深夜だと、眼鏡・コンタクトを使用している人は、まわりが良く見えない。(メガネなど揺れでどこかに行ってしまう。)
  ・外の様子を見ようと思っても、靴を履くまでは大仕事。(ガラスなどが散乱している為。)
  ※地震だ!火を消せは昔の教えで、今はマイコンメーターの普及により地震時に消えるので、今は、地震だ!身を守れ、となっている。

※深夜での発生にも備えて、枕元には懐中電灯、スリッパ、電池式ラジオを置くなど日頃からの備えと、隣近所での助け合いを意識していくことが大切!



三方よしメーリングリストの紹介 花戸先生より




2019年5月20日月曜日

第138回NPO三方よし研究会 私から届けたい一言メッセージのご報告


第138回開催(5月16日)のNPO三方よし研究会。
今回も「私から届けたい一言メッセージ」で多くのご意見ご感想を頂きましたので、ご報告いたします。

・なぜ自宅に帰りたい患者さんが多いのか?帰りたい理由など聞いてみたかったです。(学生 高松さん)

・本人の意思決定支援と家族の意思決定支援の難しさを実感しました。また、自分の家族に置き換えて考える良い機会でした。ありがとうございました。

・ホスピスに入院してからも、本人の意向を重視されている事を学ぶことができ、参加させてもらってよかったです。

・「見通しをもってもらう」「主治医を決めてあげる」「家=在宅ではない」が参考になりました。終末期のケアでなくても退院支援においては、共通していると思いました。(能登川病院 笹谷真弓さん)

・「全員が納得しる最後を。そのためにはしつこいぐらい話合いを」肝に命じます!(MSW)

・ホスピスが近くにある事。当たり前に思っていましたが、とてもありがたい事だったのだと教えて頂きました。これからも安心して暮らせるよう在宅での生活を支えていきたいと思っています。よろしくお願いします。(引間敬子さん)

・話合いがたちいかなかったのではという感想もありましたが、3月までいた阪神地区では、充分な話合いもないまま在宅に戻ってしまい困るケースが多かったです。こちらでは、丁寧に話をして患者さんに寄り添っているのだなっと感じました。(坂東さん)

・本人と家族の意向の違いは、看取り以外の場面にも出てくるので、ひとつ一つきちんと話し合って、納得いくまで行かなくても関わる方全員に、了承してもらえるようにしていきたい。

・ACPについて、市民に伝わる資料があれば教えてほしいです。(いなべ暮らし保険室 水谷祐哉さん)


数多くのご意見ご感想、ありがとうございました。

2019年5月17日金曜日

第138回 NPO三方よし研究会のご報告


138回のNPO三方よし研究会が開催されましたのでここに報告いたします。

日時 令和元年5月16()18:30-20:30
会場 湖東記念病院 新館1階 花の木ホール
当番 医療法人社団 昴会


【情報提供】
  「ヴォーリズいのちのケア講演会」について(加藤さんより)
5/19 13:30〜湖東信用金庫近江八幡支店にて



  「介護初任者研修(主催三方よし研究会)
  「外国人介護研修(主催 まちかどケア)」のお知らせ(楠神さんより)
今年もやります!



  「三方よし研究会総会」のお知らせ(小梶さんより)
6/20 17:30〜きいとにて(次回開催の三方よし研究会前)

  「三方よし研究会理事会」のお知らせ(小梶さんより)
5/30 19:00〜至学館高等学校にて。


  「パーキンソン病患者家族会〜のびのび友の会」のお知らせ(小林さんより)
年間6回14:0016:00まで。

  「筋萎縮性側索硬化症交流会」について(小林さんより)
6/16 14:0016:00東近江総合医療センターきらめきホールにて。



●湖東記念病院 鈴木院長からの挨拶



●日野記念病院 仲院長からの挨拶


●湖東記念病院 周防医師からの挨拶



●訪問看護ステーションすばるの紹介(大谷さんより)

・地域の中に根ざすステーションを目指して日々活動しています。
・当初は3名だったが、現在は9名プラス1名で。昨年サテライト湖東を立ち上げ、エリアも拡大しました。それに伴い名称変更し、訪問看護ステーションひのから、訪問看護ステーションすばるへ変更しています。
・今後もよろしくお願いします。


30分学習会】
『疥癬』について知って貰う
医療法人社団昴会 湖東記念病院 皮膚科 河野晶子医師

・昨年こちらの地域でもかなり流行り、収束までかなり時間もかかったので、この機会にあらためて基本の話になるが確認していきたい。
・疥癬とは?通常疥癬と角化疥癬がある。
・ヒトヒゼンダニの説明…視力の良い人なら見える?
・感染経路:①直接 ②間接 ③角化型疥癬から←これが一番感染力が強い
・通常疥癬と角化型疥癬の違い:数が全く違う!
・通常疥癬&角化型疥癬ぞれぞれの症状:写真を使って。リアル!
・疥癬の診断:臨床症状の確認の他、顕微鏡検査等。疥癬患者と直接接触する機会のある家族や周辺の流行からも。
・疥癬診断の問題点:ヒゼンダニの検出率は1060%。他の皮膚疾患と類似しており初期には診断がつけにくいのが現状。
・疥癬の治療薬:概ね4種類あり。
・疥癬の治癒判定:1週間間隔で2回連続でヒゼンダニを検出しないかつ疥癬トンネルなどの疥癬に特徴的な症状の新たな発生がないこと。
・疥癬と診断れさたら:治癒をしっかりと。またちゃんと皮膚科で診察を。症状がなくとも治療を行う場合がある。
・最後に:疥癬は直接命に関わる疾患ではないが、治療期間が長く、治療に人手を要する。感染が広がると医療・看護・介護の現場に大きな負担や混乱を伴う。頭の片隅に疥癬を忘れずに置いておいてもらいたい...

☆質問 同室者で疥癬が出た場合の予防方法は現在はどうなっているのか?
→角化型の場合は隔離することとなる。その他は予防治療をまずは行う。


【症例発表】
『在宅支援からホスピス転院に移行した症例』
●湖東記念病院地域医療連携室看護師 西澤和代さん


・事例 90歳代女性。高血圧で内服加療中。80歳代に膀胱癌で放射線療法。
・家族構成 長男夫婦と孫2人。長女・次女はよくお見舞いに来ていた。
・貧血で入院、6日目に退院。退院4日目に再入院。
・入院時下血あり。4日間輸血。看取りへ。
・入院37日目に退院許可、次女と面談。44日目に長男・長女来院。48日目に長女・次女・ケアマネ来院、認定調査後退院カンファレンスへ。
・内容:自宅では長男夫妻は仕事のため、日中は長女・次女の協力を得て、配食サービス、訪問介護、訪問入浴、エアマットレンタル、訪問診療を組み合わせることに。
・入院51日目、在宅看取りはできないとの意向で転院希望。
・入院68日目、ヴォーリズ記念病院転院。 


●ヴォーリズ記念病院緩和ケア認定看護師 谷川弘子さん
「一般病院からホスピスへ転院となった患者の在宅療養に対する思いの変化」


・ホスピスに入ってからのM氏の経過説明。
・看護の介入:食事、生活動作、睡眠、下肢の浮腫に対して、清潔、気分転換、それぞれに対し介入。
・退院外出泊:結局できずじまい。 
・看取り時:できるだけ家族が看取ることができるように、状態変化時に早めに連絡、ご家族が見守られる中での看取りとなる。
・気になった発言:次女の「前院で姉は点滴とかもうしんどいことせんでもと言ったけど、私が治療を希望してやった。しんどかったのかな。」と少し後悔し涙ぐんでいたため、遺族ケアをしっかりやっていかないといけないと思った。
・4側面の評価:身体的な面、精神的な面、社会的な面、スピリチュアルな面について。 
・本人の気持ちの変化:入院初日は「帰りたい」→「私は帰らんでもええで」
・本人にとっての家とは:治療の場から生活をメインとする場へ変わったことにより、気持ちに変化が起こってきていたことから、本人にとっての家とは、住宅環境としての家というより、生活環境・人的環境であったのかもしれない。
・意思決定支援のニーズ:結局がん患者さんの思いを大事にしていくということが、意思決定支援なのではないか。



【グループワーク】
テーマ『本人の意思決定支援』と『家族の意思決定支援』
◯どのようにしたら本人の意思限定支援ができたのか?
◯本人と家族や家族間で思いが異なる場合どのように支援ができたら良いのか?





【発表】
D:
・今回は家族の意向が通ってホスピスへ行くこととなったが、本人も最後は良かったのではないか。
・患者本人が本心を打ち明けられないことも多いのでは。
・本人の思いを組む第三者がいたらよかったのかなと思った。


C:
・本人の意思決定支援をどのようにしていったらいいのかについて、答えはないのではないか。
・本人の意見だけでは それが本心なのか分からない。家族を思ってのことなのかしっかり判断する必要があるのではないか。
・今回本人の思いを細かく聴いておられたのは良いこと。
・決断する時期も、早い段階から本人の思いを聴いていくことが大事。


B:
・主治医がいたので、そのご意見も聴きながらの話し合いとなった。
・帰りたいと本人が言い、病院から主治医を決めてくださいねと言われたときに、これを家族さんがきめないといけないのか、もっと寄り添える方法がなかったのだろうか。  
・主治医の存在。やはり皆不安あるので、先生がちゃんといてくれることの大事さ。
・なぜ家では看られないかの不安をしっかりと聞く。
・家に帰りたいと思われたのはなぜか。本人の気持ちは変わるので、その時々の思いを大切に。
・見通しを示すこと。


A:
・様々な情報を示していく、イメージが浮かぶように。様々な選択肢があるということを伝えていく。
・自宅で看れないのは、急に尻ごみしたのか元々の人間関係なのか。
・お嫁さんにもカンファレンスに出席をしてもらえたらよかった。


G:
・退院する際に本人・家族どちらを優先するか?
・現実は家族の意向を優先していく現状がある。
・今回は話し合いの時間が少なかった?
・橋渡し。説得するのではなく色々な提案をしながら妥当な落としどころを探して行く必要性。
・スタートから対応が遅かった?かかりつけ医の最初の時点で対応できたのでは。


F:
・本人の思いがわかりそうで分からない。
・本人の本音を言って頂くことの重要性から、日常生活の話の中から見出せるように。
・キーパーソンと本人の思いを擦り合わせていく。本人さんの気持ちは変わっていく。


E:
・ホスピスさんが本人の思いを中心にすすめていかれたのは理想的。
・早い段階からどうして過ごしたいのかを確認していくことが大事。
・本人にとっての家というのが住まいなのか環境なのか。
・施設に病院から戻るという例もある。 
・訪問看護は入院中に在宅のイメージを掴めるようにしていくようにしている。


まとめ
●近江温泉病院 西澤さんより

・今日の症例では90歳代の高齢期のご本人とそのご家族が人生の最終段階で治療・生活の場の選択をされる場面でした。
・本人家族それぞれの思いがある中での支援は、支援者も大変だったかと思います。
・決断に至るまでは、痛みや責任が生じる中で迷いに迷われたことと思います。
・私達ケアマネジャーは本人家族の迷いに寄り添い、共に揺れることが多々あります。
・本人家族に迷いが生じる場合、何を選択されても、選ばなかった道には思いが残るもので、それでも迷いを重ねた上での選択の経緯があるなら、それは最善の選択であったのではないかと思います。
・人生は選択の連続であり、ケアマネジャーは幾度となくその意思決定支援の場に出会います。あらためて本日事例で意思決定支援と多職種連携の大切さを再認識できました。ありがとうございました。



●森本医院 森本有里先生より


・緩和ケア医院より、感想を述べさせていただきます。
・普段から私はみんなが納得する最後というものを目指しています。本人も家族も医療従事者も。
・何が大事かというと、繰り返し繰り返し繰り返し!話し合うということですね。この方はその意味では少し不十分だったのではないかなというのが私の感想です。
・たぶん、お嫁さんはお嫁さんで今後悔されているのでは?
生きてきたような最後を迎える...お婆ちゃんもちょっと悪かったんじゃないかな、希望通りに死にたかったら、もっと嫁さんを大事にしておかないとね。


【初めての参加者の自己紹介】


【特別報告】花戸先生より

今回、小串輝男会長が臨床内科医会総会にて、地域貢献賞を受賞されました!
おめでとうございます!
またお祝い会は7月?にあらためて行いたいと思います。




【連絡事項】
・第139 NPO三方よし研究会 令和元年6月20日(木)18:30~ きいとにて
「自然災害について」(南出さんより)



2019年4月23日火曜日

第137回NPO三方よし研究会 私から届けたい一言メッセージのご報告


私から届けたい一言メッセージ

~平成31418日 第137回NPO三方よし研究会~

ご参加くださった皆様より一言メッセージを頂きましたので、ご報告させて頂きます。



・グループワークでは、感想だけではなく意見交換をできるように

・初めて参加しましたが多職種との関わる場となり、今後在宅復帰する際などに相談しやすくなるためよかった。事例を通し多方向の関わり方を学べた

・他職種・他事業所とのコミュニケーションの重要性を感じた。コミュニケーションをうまくとっていけるようにしていきたいです。

・病院で働いているものとしては、退院後の生活はどのようにされているのか知れる場にして欲しいです。

・初めて参加させてもらったが、とてもいい勉強といい機会になりました。他職種との連携がいかに大事であるかを学ばさせていただき今後このような関わりをしたい。

・事例報告の内容にかんして、すばらしいの一言です。

・すばらしいチームによるご本人の目標達成のケース発表。ありがとうございました。

今回、訪問リハと通所リハの併用の壁が、東近江市ではかなり厳しく、リハの方々には辛いと初めて聞きました。

 他府県では許されている・・・東近江市のもう少し壁を低くしてください。チーム皆さんの思いがひとつ、よかったです。

・急性期~回復期の状況を聞くことができ、参考となりました。

・新人看護師であり、まだまだわからないことばかりで参加したが、良い経験の事例の話を聞くことで、患者さんの目標に沿い、意欲をつなぐことのできる看護師になりたいと感じることができた。

・希望のもてる事例発表を聞くことができ大変勉強になりました。ありがとうございました。

・本人の強い思いと環境が全てととのうとこのような奇跡が起こるのだと感じました・(エーザイ

・とてもいい勉強になりました。また、参加させて頂きます。

・急性期・回復期・在宅へと本人様の思いやリハビリを繋げていくことの大切さを実感しました。

 訪問リハと通所リハの併用についてリハビリ会議の必要性、重要であることを感じました。

・事例報告のスクリーンに移っている画面が紙で欲しい。

急性期回復期リハに送った後がどのようにすすんでいるか知れて良かったです。

・数年ぶりの参加となりますが、相変わらず活発な意見が聞けて良かったです。

・目標を設定し、その目標に向けて、病院側が援助していくことがとても大事で有り、多職種との連携が在宅復帰の鍵となると感じた。

・初めて参加しました。大変勉強になりました。有り難うございました。

 事例報告は、貴重な症例で有り、三方よし研究会のすばらしさを感じました。

・リハビリチーム(急在宅)の経過に沿った、取り組みが関係したのは初めてだったので感動しました。

 生きること・生活すること、波もあったであろう。本人・家族の気持ちに併走していてすばらしいです。

 サ担会議に自立の視点でリハが入れるようなサポートあるといいですね。

2019年4月18日木曜日

第137 回 NPO三方よし研究会のご報告


137 回 NPO三方よし研究会を開催しましたので、ご報告いたします。



日時:平成31418日(木)18302030

会場:近江温泉病院 総合リハビリーションセンターPT

当番:近江温泉病院



ゴール

○脳卒中発症後の運転支援の関わりについての近況を共有する

リハビリテーション過程における胃ろうについて考える。

〇生活期におけるリハビリテーションマネージメントのあり方について考える



【情報提供】

    共生型デイサービスせきすいのお知らせ:ジッセントシップ 小泉様


    ヴォーリズいのちのケア講演会 519日:ヴォーリズ記念病院 加藤様


    心臓病で命を落とさないために:湖東記念病院 小澤様




【学習会】

『当院における運転支援5年間の実績からの報告』

近江温泉病院 総合リハビリテーションセンター 作業療法士 仲野剛由様


・近江温泉病院では年間30名の方の運転支援を行っている。(8割の方が男性、9割が脳血管疾患)

2014年から疾患の申請が義務化され、OTが運転評価する機会が増えた。

・認知症で6か月以内に回復の見込みがないものは運転免許書の取り消しとなる。

・症状があって事故を起こされた内、多くの方が、無申告で運転されているという課題がある。



・自動車運転再開の支援の紹介(近江温泉病院の取り組み)

 高次脳検査、運転シミュレーター検査を実施し判断力・視野評価を行う。

・失語症の方でも運転シミュレーターに参加できるように企業と協力してシステムを構築している。

・実車評価は教習所との連携が必要。

・運転中断は運転継続者の約8倍機能制限が起きやすい。

・運転中断すると運転継続者の約2倍抑うつ症状が起きやすい。



※課題:滋賀県自動車運転支援連絡協議会の設立(協力支援マップの作成など)



【事例報告】

68歳(受傷時)頚髄損傷・重度不全四肢麻痺の受傷から現在(70歳)までの物語

(病院・事業所連携を中心に~急性期・回復期そして生活期・現在も続くリハビリマネージメント)



・急性期:関わりの経過報告(手術・気管・胃ろう・医療連携)近江八幡市立総合医療センター:PT吉村様


・回復期:自宅退院にむけて(関わりの経過報告 離床・車いす駆動・食事・家族指導・退院指導):近江温泉病院:ST引本様


・生活期:在宅・訪問看護・訪問リハ・通所リハ(関わりの経過)

療養管理・離床生活リズム・食事自己摂食安定・気管切開閉鎖・車いす散歩・           趣味の継続・活動参加・いきがい:

看護協会居宅支援事業所:西野様


   近江訪問リハステーション:瀧澤様




   看護協会 訪問看護:日永様




   リハビリセンターあゆみ・通所リハ:深津様




グループワークへレクチャー 

★テーマは・本人の思いを断ち切らない・望みをつなぐ・リハビリマネジメント支援



【グループワーク】

①全体を通しての感想

②リハビリテーション過程における胃ろうについて考える

③生活期におけるリハビリマネージメントのあり方について考える。

★テーマは・本人の思いを断ち切らない・望みをつなぐ・リハビリマネジメント支援って・・・・?



【発表】

A:本人の思いを共有できていたのが、素晴らしい。胃ろうについて、状態に応じて導入の仕方がことなると思われる。


B:急性期から生活期までお話がきけた。目標設定が明確に定められていたのが印象的だった。胃ろうに関して、在宅医が評価するのは難しいかもしれない。


C:本人や家族の意見、その中でも本人の意見を尊重されていて良かった。多機関、多職種の強みが活かされていた。胃ろうについては、栄養があってのリハビリであるので、しっかりとした目的、理由があれば行うことも良いと思う。


D:本人の意思をしっかりと聴き取り、目標に向かって支援出来ているところが良かったリハビリは体力を使うので、胃ろうでの栄養補給も有効だと思われる。


E:本人の思いを大切にし、それをマネジメントして多職種で関わることが大切。在宅で胃ろうから経口摂取に移行できたことは素晴らしい。


F:急性期から生活期に本人、家族の思いを繋げていかれたのが、良かった。PT,OT,DT、DR,CMの共有する場がリハ会議なので、家族としっかりと話しあえたていたことが印象的であった。


G:本人の思いの変化に合わせて対応されたのが素晴らしい。胃ろうについて、経口摂取に向けて取り組まれたことが素晴らしい。


H・I:胃ろうに関しては、最終的にとれる胃ろうだったので良かった。在宅復帰が本人の希望だったが、目標を病院で明確にして頂いたことが成功の鍵だったと感じた。訪問リハと通所リハの併用は本来はできないが(東近江ルール)、適正な理由があれば利用可能。今回は併用できたことが目標の達成に繋がっている。




(総括

家族(息子さん):今日はこのような機会を開催して頂きありがとうございます。僕もリハ関係の仕事をしていますが、在宅復帰した事例が少ない。父は僕の結婚式のスピーチなどできないかと思っていたが、奇跡的に上手くいきました。PT,OT,STの積極的な関りにより、コミュニケーションもとることができるようになり、旅行など生きがいのある生活が送れています。僕自身も、患者様に必要なことを行っていきたいと思います。

※:母からの手紙も披露。(皆さんのおかげで、楽しみを持ちながら前向きに生活を送れています。)




古道先生:多くの方に支えられて現在に至ることに「感動しました。本人も奥様も前向きなかたで、気管切開も閉塞でき、胃ろうもやめられるなどしてる。現在、希望されているバルーンを取り外しについては容易ではないが、検査等も行い検討していきたい。

【三方よしメーリングリストのご案内】

三方よし研究会では、定例会での議論の延長、情報交換や個別の課題検討などをMLを通して行っています。ML登録者は、E-Mail hanato-circ@umin.ac.jp までご連絡ください。

【三方よしポストについて】


【次回三方よし研究会のご案内】

日時:516日(木)18:30

会場:湖東記念病院