2019年1月17日木曜日

第134回 NPO法人三方よし研究会の開催報告

本日第134回目となる三方よし研究会が開催されましたので、ご報告いたします。




平成31117() 18:3020:30
会場 東近江総合医療センター きらめきホール
当番 青葉病院 東近江総合医療センター
ゴール
○遺伝子関連技術とその問題を知ろう
○孤独な終末期を迎えることに対しできることを考えよう
○各職種が顔の見える関係を作ることができる


<小串会長より>
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。


【情報提供】
<花戸先生・小梶さんより>
三方よし研究会市民公開講座「ケアニン」上映3/21()13:00〜 八日市文化芸術会館
3月の三方よし研究会は公開講座としてケアニンの映画鑑賞を行います。通常一人500円くらいはかかるところ、今回は無料で行います。その代わりいろんな方から協賛広告の協力をぜひお願いいたします。
・またチラシを置いておくので、置いてもらえる所はお願いしたいし、できる限り呼びかけをお願いいたします。
・ケアニンのモデルとなった加藤忠相さんと花戸先生とのトークセッションもあります。


<楠神さんより>
「暮らしを豊かにするための外出支援研修」1/1920 AM9:30〜東近江市役所東庁舎A会議室にて。
・今からでも間に合うのでぜひご参加のほどよろしくお願いします。


(司会 小串会長より青葉病院山崎さんにバトンタッチ)
30分学習会】
『ゲノム編集技術のヒトへの適用と諸問題』
青葉病院 木村洋貴先生


20181128日、衝撃のニュース!中国科学者が遺伝子を改変した双子を誕生させたと発表。エイズウイルス改変したとのこと。それから現在でも喧々諤々の議論がされている。
・ゲノムの定義…古典的定義と新しい定義がある。「ある生物の持つ全ての核酸上の遺伝情報」
DNAは知っての通り、二重螺旋。遺伝子はそのうちタンパク質の情報をコードする部分。ゲノムは全遺伝情報。遺伝子と非遺伝子含む。
ゲノム編集とは…方向がある。従来のゲノム編集は相同組み換え法。10年前から流行している新しいゲノム編集=CRISPR/Cas9(通常法とダブルニッキング法あり)では、組み換え効率が従来の1/101/100で簡単にできてしまう。
・疾患において革新的ゲノム編集技術に期待できること…遺伝病を根治すること。
・なぜ今回ゲノム編集したのか?=負の部分。今回の遺伝子を改変したヒトの誕生について、科学的、合理性、倫理、世論の観点から非常な問題あり。
・現時点でのゲノム構造や機能の解明(理解)の限界…意図せぬ遺伝子の改変。最も憂慮すべきはエピゲノム変化(タンパク質相互作用)
・今回HIVにそもそもゲノム編集を施す必要はほとんどなかった?
・法的規制ももちろんあり。カルタヘナ議定書。150カ国批准。カルタヘナ法が日本でも2003年成立。母体に戻して誕生させることは禁止。日本でも20194月指針を発表予定。
・今回の影響…議論が加速?規制強化?誕生した個体の将来への社会的支援?風評など。
・教訓…原子力技術の発展。発電核の正の側面に対し、核廃棄物、原発事故、核兵器、被爆の負の側面。「神の火を盗んだ!」
・まとめ

<質疑応答>
・中国の研究者は本当の目的は?…ニュースでしか報道されていないが、各学会は猛反発。回答としては、おそらく私の邪推からすると、功名心では?ネイチャーに発表したいという


(司会 山崎さんより東近江総合医療センター矢島さんにバトンタッチ)


【症例報告】
『病院にて孤独な最期を迎えた事例』  MSW 横山京子さん


・3名の症例紹介
Aさん…1960年生の男性、未婚。キーパーソンは東近江福祉総合支援課。実兄が在住だが存命中は連絡取れず、死亡後に本人と対面。遺体引取りは実兄。
Bさん…1952年生男性。キーパーソンは東近江福祉総合支援課。妻と子供いるが行方不明。兄姉は連絡拒否。連絡窓口は姉の次男だったが、遺体引取り行わず。
Cさん…1971年生女性。キーパーソンは京都市福祉事務所。兄姉妹おり、兄は連絡取れず。姉は経済支援はしないが死亡時は駆けつける。


【グループワーク】
テーマ『病院での孤独な最期を迎えた症例に対して』
・孤独な終末期を迎えないために地域でできることはなにか
・早期に対応するために必要なことはなにか


【発表】
Aグループ>
本人の自覚?高齢というにはお若い。生まれた時代もあるのでは。そうならざるを得なかった要因がやはりあるんじゃないか。自助互助共助のはずが引っかからない。制度にもかからない。県外から流れた背景に着目する。気づきの目が行き届かないことが孤独な最期を病院で迎えた原因に?今後については、やはり顔の見える地域づくり・関係が大事。


Bグループ>
各グループ員から経験談的なお話をもらった。この方に関わっている方をできるだけまずは探す。なかなか見つからないものだが。また地域で知っておられる方を捜す、過去を探す。私の体験で言うと、最期の時期でも救急車を呼ぶ人がいる。本当に病院でよかったの?最後はどこがよかった?亡くなった後に本人の事を思ってあげることがせめてもの葬い。


Cグループ>
医療職が多いグループ。医療職でもないので(死についての)考えを持てない。自分の最期をどうするか。 本人にあらかじめ聞くこと、確認しておくことが大事。地域としては対人関係難しい人と関わりたくない事情もある。看れない家族への配慮、知らせたくないと言う本人への配慮もいる。
 


Dグループ>
終末に向けてどれだけ事前に決めておけるか。切羽詰まった段階になってしまうとこのような悲しい最期となる。やはり週末に向けて本人が考えておかないといけない。しかしどのようにして頼ったらいいか分からない。気軽に相談できる場が地域にあることが大事。
 


Eグループ>
下関からきました。本人達は本当に孤独だったのか?元気なうちに話しておければ。孤独な若い方も増えている。そのような方をどうするか。そのような人々が集えるシステム、共有する場、環境づくりを自助互助共助にて。
 


Fグループ>
いい支援をされている。だがもっと早い段階で聞き取れれば。相談相手がいなかったのだろうが。複数の職種でアプローチを。地域含めた皆が加わった中で、その方のバックグラウンドを探していく。その方のストーリーを大切にする。一番大切なのは諦めない支援体制!
 


Gグループ>
一人で…が多い。病院で退院支援をする際に早い段階から関係性を作っていく。スタッフ同士の連携。地域でも連絡先なり名簿を活用、防災などでも同じ。
 


Hグループ>
年々このような方が増えている。そうなる社会背景がある。家族以外の繋がりはどうだったのか?ご本人の意向はどうだった?「人は皆孤独に死んでいく」と仰る社会学者もいるが。今後、やはり縦割りではあぶれてしまう人がいる。看護でも福祉でも行政でも…地域のコミュニティで何とかやっていけないか? 

【コメント】
○東近江市福祉総合支援課 辻参事
この方々、あの方かな?と記憶をたどりながら聞かせてもらっていた。遺品の処理をしていると、抹茶色年賀状であったり、明らかに昭和の写真が机の上に置いてあったり…多分毎日見ていたのだろう。キティちゃんの封筒に成人した子供の手紙が入っていたいたり。色んな歴史があって繋がりが断たれていったのだろうと推測する。繋がりたいという気持ちは確かにあったのだと思う。そのような方でも住める地域に出来れば。ちょっとその方の暮らしを想像する、気にかける人が一人でもいる地域にできれば。地域包括ケアシステム=その人が住み慣れた地域で最期を迎えられるようにとは言われるが、行政としては、なるべく本人が自分らしい生活を選べるように、色んな情報を届けられるようにしたい。明日の事を考えられないのに今日の事は考えられない。その方の居場所であったり、明日のことを考えられる情報を沢山提供していきたい。本人の選択と家族の心構えを応援していきたいなと思っています。
 


<岩尾さん(びわこ学院福祉課学生)よりの質問>
地域包括ケアシステムについて、よく出てくるが、実際に働いている方々はどう捉えているか?…実際働いている方の中で活躍されている人を特別講師に呼んで講演してもらうのもよいかもしれない。
 


○一般社団法人中野ビレッジハウス 小梶猛氏
このような方々は特別な事例ではないと思う。機会平等を追求してきた結果、結果平等を置き忘れてしまったのでは?ある市の行政改革で「小さな制度を目指す」、本当に我々市民は受け入れてもよいのか?もっと声を発するべきではないか?孤独はポジティブな捉え方もあるかもしれないが、私は一つの貧困の形だと思っている。経済的だけでなく情報遮断、参加機会喪失、繋がり拒否など。そう捉えれば我々にもやれることは沢山あるのでは。ビレッジハウスにて地域づくりをしているが、この人そうじゃないかな?という人がいる。村がかり=皆が自分のこととして捉えることが必要だと思っている。全体的にどうするかではなしに、一人一人の顔が思い浮かぶようにしていく、支援ではなく関わりを積極的に図れるようにしていくことが大事なのではないか。
 


【初めての参加者紹介】
下関市から来られた7名含む13名の紹介。


○メーリングリストの紹介(花戸先生)

○私から届けたい一言メッセージと協賛と花戸先生の著書の紹介(山本さん)



【次回の紹介】
<加藤さんより>
135回三方よし研究会 平成31221() 18:3020:30
当番 ヴォーリズ記念病院
会場 近江八幡市立総合医療センター
テーマ アドバンスケアプランニング、また皆で人生会議、終活の話をしていきたい。



<瀧川さんより>
○糖尿病三方よし研究会のお知らせ


ご参加いただきました皆さま、お疲れ様でした。
来月もどうぞよろしくお願いいたします。

2018年12月30日日曜日

第133回三方よし研究会~私から届けたい一言メッセージ~(ご報告)

三方よしポストに、たくさんの方々よりメッセージを頂きましたので、ご紹介させて頂きまます。

・『長生きできるまちつくり』の講演を聞くことができて、ラッキーでした。
多職種の方が集まって、思いを共有していく会があるって、「すごい」と思いました。これからの参考にしていきたいと思ます。ありがとうございました。

・山口県のはしっこ下関より、地域連携・包括ケア・在宅…諸々HOTな三方よしの視察
ということで参加です。学習会で言われました”笑い”ながらみんなで帰ります。

・社会環境の変化に応じた「まちつくり」を行う必要性について深く理解することが出来ました。「わらい」の必要性についても知ることができました。仲間の輪で笑うことを大切に生活していきたいと思います

・行動先生の「環境が左右する」ということが勉強になりました。また、活動もとても勉強になりました。

・近藤先生のお話は、これからの社会の在り方について、考えさせられました。テレビやネットで聞ける情報ではないと思います。大変参考になりました。自治会・学区ごとのつながりの取り組みについて聞きたいです

・今日はどうもありがとうございました。近藤先生のお話、グサッときました。
気が付けば運動と言いましたら何にもしていません。動かすのは口と胃袋だけでした。今日より、心を入れ替え、足も動かすように心掛けます。で、大笑いをもっと!楽しみも!!

・近藤先生の「長生きできるまちづくり」科学的な根拠に、基づきよくわかりました。社会参加・歩行(130分以上)している人が、認知症になりにくい等、現在やっている取り組みはいいことなのだと思った

・健康と社会の関係がデーターに基づいてよくわかりました。集う文化、役割がある社会などの必要性を伝えていきたい。小梶さん・大石さんからのボトムアップであったり、地域というキーワードに繋がる取り組みが分かりました。

・皆様の活発な活動つながりなどを肌で感じることができました。地元に帰っての、地域包括ケアの展開に参考にさせて頂きたいと思います

・皆さんのエネルギッシュな活動に感動しました。ありがとうございました。今後の活動の参考とさせていただきます。

・会がとても笑顔あふれていてとても楽しい会でした。地域が皆で支えあうことが、大切であると感じました。

・多職種連携を学びに来ましたが、本日の研究会に参加していただき、すべての方が笑顔で楽しそうに会が進行していく。やはり、すべてが楽しくなければ続かないと感じました。今日はありがとうございました。

・兵庫県尼崎から来た西山です。今年度は「みんなで目指す園田まるごとケア」という形で、地域住民と行政の方との協働での地域まるごとケアの尼崎園田版を目指して活動を始めました。三方よし研究会、子三方よしのチーム永源寺の”孫”三方よしの気持で取り組んでいます。今日は本当に学びの場となり、また、地域ケアの中での実践に役立てたいと思います。本当にありがとうございました。

・本日はありがとうございました。地域の中にある居場所・地域の中にある役割を見つけたと思いました。

・初めて参加させて頂きました。普段はグループワークを中心に取り組みされていると聞きましたが、本日の勉強会からも「三方よし研究会」のつながりの強さを感じることができる会でした。ありがとうございました。


2018年12月22日土曜日

第133回 NPO三方よし研究会のご報告

133回の三方よし研究会が開催されましたので、ここにご報告させていただきます。



日時:平成30年12月22日(土)16:00~18:00 

会場:近江八幡市立総合医療センター よしぶえホール

(当番:東近江医師会、近江八幡市蒲生郡医師会)



ゴール

ソーシャルキャピタルという言葉とその内容を理解する。

社会参加と健康寿命の関係性について学ぶ。

〇どのような方法を用いて地域の中で助け合うことができるのかを知る。



【情報提供】  

・暮らしを豊かにするための外出支援研修:街かどケア滋賀ネット:楠神より


・東近江医師会 会長:島田先生より





【学習会】

『長生きできるまちづくり』

千葉大学 予防医学センター 社会予防医学研究部門 教授  

大学院 医学研究院 公衆衛生学 教授

国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター

老年学評価研究部長(併任)

日本福祉大学 健康社会研究センター長/客員教授(併任)  近藤克則先生




・我が国の人口は長期的に急減する局面にある。

2025年に向けた介護人材は37.7万人不足する見込みとなっている。

2007年生まれの半数は107歳まで到達するとの推計もあり。(グラットン L

・健康格差:低学歴・低所得ほど死亡又は要介護のリスクが大

・地域格差:地域よってIADL3倍の差がある。

政令指定都市には暮らしているだけで、認知症にならない要素がある。→歩かないと生活ができない。→130分程度歩いている街は認知症のリスクが少ない。(ただ単に歩くより、頭を使いながら歩行する方が効果的。)

・塩分摂取量:先進国では塩分摂取量の7割は加工品からとのデータもあり。多品種の商品を選べる街なら健康になれる可能性がある。

・スポーツ関係・ボランティア・趣味関係のグループ等への社会参加の割合が高い地域ほど、転倒や認知用やうつのリスクが低い傾向がみられる。(運動は一人より仲間とするのがお勧め)

・笑わない人で健康感悪いが1.5倍。

・役割を担って社会参加している男性でうつ発症のリスクは 7 分の 1となるデータもある。(社会との多様なつながりがある人は認知症発症リスクが半減する。



・現在、「見える化」システムによる「課題設定」と「手がかりの発見」のシステムつくりを行っている。

・介護予防事業を活用した地域づくりの例:ボランティアサロン活動を推奨。地域組織に参加していない者で認知症発症が多い。→サロン参加群で要介護認定率は低い。(サロン参加群で認知症発症3割減とのデータもあり。)




メンバーは軍団長の八木恵子様、大谷博美様、山下大輔様、坂本明美様、又新しく、大浪雅子様、中村様、垣花様の紹介(^^)





【地域まるごとケア ~地域の中で助け合い活動~】

                                                 

『たまり場がはぐくむ仲の良いまち』

一般社団法人中野ビレッジハウス  小梶 猛 氏


・グットアイバイスを聞きたくない、グッドニュースを聞きたい。

50年森でハートビレッジ活動を行っている。

・地域の中の施設(塩と醤油)を活用して街づくりを行っている。

・中野ヴィレッジ(空き蔵を改装して活動の拠点としている。)

・地区のボランティアセンター等に拠点を活用して頂いている。

・軽トラ、草刈り機、新鮮野菜が地域をつなぐ3種の神器となっている。

・協働と連携で地域づくりを進めていきたい。



『チーム永源寺について』

チーム永源寺  大石 和美 


・チーム永源寺の会議は、夕方にも出にくい方がおられるので、昼間の開催としている。

・パンフレットは進化版を配布している。医療、福祉従事者、地域の方々、暮らしのちょっとお手伝いして頂いているボランティアグループの方など、地域の皆さんに参加してもらっている。

・専門職だけの会議では地域を支えられないのでは?とのことで、地域の皆さんが参加する「輪つなぎ」会議を年に2回程度開催している。

・ご飯が食べられなかったらどうしますか?を合言葉に、年老いても認知症になっても、障がいを抱えていても、この地域で暮らしていけるように活動を行っている。



『商助でつながるお互いさまのまちづくり』

近江八幡市福祉保険部長寿福祉課 高齢施策グループ 門 恭子 氏


・近江八幡市では高齢者が地域で安心して暮らせる社会の実現にむけた重点項目として居場所・通いの場(週1回以上)、生活支援サービスの整備、送迎・移動支援を3本柱としてる。

・商助とは:近江商人の三方よし「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の精神に則り、企業や事業者が地域への貢献に努力し、商いが地域を助け、地域が商いを助けるしくみを、高齢者の生活の支援体制の整備に活かしていくしくみづくりを進めるもの。

・商助推進会議:①近江八幡市ささえあい商助推進事業者登録制度の創設 ②地域と事業所が連携する生活支援システムの構築

・ロゴマークが決定した。このマークは、三方よしの「よし」とする三つのチェック()を組み合わせ、かつそれらを人と見立て、力を合わせ支え合う様、囲んだ部分で地域全体の意、中央部分に「商助」とその読みとして「SHOJO」を配している。

 若い植物の生命エネルギーを感じる瑞々しい緑色で、豊かな自然環境と歴史的風情のある近江八幡をあらわしていて、地域の特性を活かしたお互いさまのまちづくりの推進に向け今後も取り組みを進めていきたい。



『パネルディスカッション』


花戸:参加する人、活動する人をどのように探しているのか?

小梶:一本釣りしている。

八木:収支は?

小梶:900万円かかったが、500万が補助金、SIB300万円、100万円ずつを個人で出している。

八木:私もポケットマネーで行っているが、今日は皆が集まる視点で勉強になりました。

花戸:小梶さんは、このような活動をされているが、ベースに建築士があることも大きいと思います。

大石:どうして、チーム永源寺に入られてたのか?

九里:活動の魅力に引き込まれていました。

花戸:九里さんは、地域の中で自分たちができることを、地域の中で喫茶をしたりなど、混ざり合って、繋がりあって、奥さまと一緒に活動されている。



花戸:商助はどれくらいの規模でされていますか?

門:16事業所が登録されています。



小串:議員の一票の格差には疑問を感じています。都会にはメリットが沢山あるが、そのようなことも調べてもらえませんか? (都会は時刻表を見なくても電車に乗れるが、田舎が調べないといけない。)

花戸:近藤先生、何か感想などあればお願いいたします。

近藤:三方よし研究会に参加させて頂き、想像していたところと、想像以上おことがありました。

想像以上は、大阪など他府県からも参加されていること。魅力ある地域には引き寄せられるのだと思う。

想像通りは、今どきの大学生は人の役に立ちたいと思っているが、役にたてない。助けて欲しい人に出会って、初めて役に立てる。ケアしている人が、ケアが必要な人にであって、ケアされていると言う側面がある。この会ではそのようなことが入り混じっているように感じました。参加させて頂き、ありがとうございました。



花戸:これからの地域共生社会は、繋がり合っていく地域を目指しており。それに向かって取り組んでいる三方よし研究会を今後も続けていきたいと思います。

『交流会』




【次回三方よし研究会】


日時:平成31117日(木)18302030

会場:東近江総合医療センター きらめきホール

2018年11月20日火曜日

私から届けたい一言メッセージ(ご報告)


今回も三方よしポストにはたくさんの方々の意見が寄せられていました。
ありがとうございました!
感謝と共にご紹介させて頂きます。

132回 担当 滋賀家庭医療学センター 竜王ぼちぼちネット

テーマ:
・竜王町独自の「個別訪問歯科指導事業」・滋賀県家庭医学センターについて学ぶ
・事例を通して家族に対するケアを多職種で検討・アプローチ方法を探り出し業務に活かせるようになる。

感想:
・全くの畑違いで参加させて頂きましたが、大変参考になりました。介護・医療について理解を深める良いきっかけとなりました。ありがとうございました。

・多職種の方と交流ができ、頻回コール等について、対応など聞け参考になりました。

・参考になった点:問題解決ではなく安定化。QOL向上の為、様々な関わりを持ち、多職種で協力していきたいと思いました。意見交換に楽しく参加させて頂き、いろんな意見を聞くことができて、有意義な時間でした。

・グループで職種がかぶらず、違った視点でデスカッションできてよかった。

・本人家族が安心できるチーム作り、大切だと思いました。

・多職種で顔の見える関係を作っていきましょう!!

・介護度5と介護度3だと、3の方が個人負担少ないので、重度でも3にすることがあると聞き、経済的な困難をクリアしながら十分な介護ができるようにする工夫をされている事を教えて頂きました。もっと詳しく勉強しなければと思いました。

・一人の方に多くの職種がかかわり、どうしたらいいのかを考える環境は大切だと感じました。竜王町ではこんなに多くの人がかかわってるよと、住民の方にも知ってもらえる機会を作りたいです。

・多職種の意見などを聞け、今後に生かしていきたいと思います。

・本日初めて参加させて頂きました。多職種の方(ケアマネさん~Dr~薬品会社)の率直な意見(現場の声)を聞くことができました。

・チーム医療の重要性とメーカーとしていかにチーム医療に参画し、お役に立てる活動をするのか、勉強し考えさせられるグループワークでした。ありがとうございました。

・本日のグループワークでは、多職種で話すことで一人では気が付かない事まで気が付く事ができました。このような機会を活かしていきたいです。

・初期研修では、生物史的な問題についてのアプローチを思考することが主で、今年3年目で初めて地域に派遣され正直なところ、多職種連携。地域包括ケア等について無知に等しくいつも、しどろもどろしていました。本日、多職種の方とデイカッションを交わし、様々な視点で意見を交わすことができ、これが山口でも開催できれば、すぐに「深まる!」なと思いました。本日はありがとうございました。

・全体の構成は非常に勉強になりました。12月・1月と山口県からツアーでお世話になります。どうぞ、よろしくお願いします。

・多職種の専門知識をを聞けたり、たくさんのアイデアを頂きました。ありがとうございました。

・多職種連携、改めて大切さを痛感しました。大変勉強になりました。ありがとうございました。

・連携ノートの活用。誰に何を伝えなければならないのか、何をどうすべきなのか、簡潔に書いて連携していかなければならない。ターミナル期の家族への関りを、「死」へと向かう理解を伝えていくことの重要性。

・多職種が集まり様々な視点から問題点を考え解決策を出す。すごく勉強になりました。まだまだ、自らの勉強も必要だと感じました。

・要望 「事前指示書」についてお話が聞きたいです。

2018年11月16日金曜日

第132回三方よし研究会のご報告

第132回の三方よし研究会が開催されましたので、ここにご報告させていただきます。


132回三方よし研究会(第30回ぼちぼちねっと竜王 共同開催)
日時 平成301115()18:3020:30
会場 竜王町公民館
当番 滋賀家庭医療学センター、ぼちぼちねっと竜王

【情報提供】
 交流会「輪つなぎ」11/22()19:0021:00永源寺コミュニティセンター(実行委員会花戸先生より)

 風船バレー実施報告(滋賀県作業療法士会石黒さんより)
〜2分ビデオを見ながら〜
今年の最高齢は100歳!
優勝は三方よしファイターズ。



(司会を小串先生から瀧川さんにバトンタッチ)


【活動報告】
『竜王町における個別訪問歯科指導事業について』
ぽちぽちねっと竜王 竜王町国保険歯科診療所 歯科衛生士
平井由花さん

・運動機能については90%の方が自覚症状あるが、口腔機能については80%の方が自覚症状ない。
・介護保険でも介入できておらず、ケアマネジャーの認識も少ない。そのような中、竜王町における口腔情報提供システムでは、要介護2以上の方へは歯科保健センターが介入している。
・個別訪問歯科指導の流れの説明。口腔情報提供書を使い、訪問口腔調査で口腔内をチェック、本人家族に指導ししている。また咀嚼嚥下など口腔機能低下などの評価、食事ではブローイング訓練、唾液腺マッサージなど口腔衛生指導につなげている。
・やはり多職種との連携が大事、ノートを利用している。利用者はサービスを利用者でもあるため、サービス提供事業者との連携に心がけている。
・介入の結果、口腔清掃自立度では、歯磨きについて自立58.8%、義歯洗浄の自立者60.0%と高まった。ただ口腔衛生状況では、不良の割合につき歯は74.2%、義歯は63.6%と依然として高い状況にあり、自分任せではいけない。その他、咀嚼困難、虫歯の多発、誤嚥性肺炎、義歯の不具合などのリスクがある。
・口のトラプルは虚弱のサイン。オーラルフレイルはフレイルにつながりやすい。
・口の不調→かみにくい→柔らかいものを食べる→口腔機能低下→食欲の低下→低栄養(悪循環)。
・症例提示 83歳の方。H16脳梗塞、右麻痺、要介護5の方が、介入結果、咀嚼機能や栄養状態が良くなった。またアルツハイマー型認知症の91歳の方で、要介護5から3へ軽くなり、体重増加した方がいる。
・まとめ 相変わらず要介護高齢者の口腔衛生状況はかなり悪い。積極的に介入することによりフレイル予防、栄養状態の改善を認める。多職種での連携が必要。
「なんぼでも呼ばれられる。嬉しいわ。」「102歳、元気!」との患者さんの声。


【学習会】
『‘滋賀家庭医療学センター’ってなんなのさ!〜地域で家庭医/総合診療医を養成する実践報告』
弓削メディカルクリニック 滋賀家庭医療学センター 診療部長
ジョンホプキンス大学公衆衛生大学院 修士課程
中村琢弥さん

・弓削メディカルクリニック〜SCFMの歴史を紹介。1995年に開所。2010年に当院の教育部門を改称拡充し「滋賀家庭医療学センター」として新たに開設。日本トップクラスの歴史/実績/規模を誇る家庭医療教育診療所。
・家庭医の専門医って?新専門医制度が2018年度より施行。初期研修後は全19ある基本専門領域のどれか一つの選択が必須。その基本専門領域に「総合診療専門医」が入った。
・よくあるジェネラリスト後期研修・専門医についての疑問について。家庭医療専門医は201710/31現在673名。後期研修は500ちょいある。
・どんな研修内容?内科研修6ヶ月以上、小児科研修3ヶ月以上etc… でも原則3〜4年のプロクラム。
・本センターが目指す家庭医療とは?普通の家庭医とは?特別なスーパーマンでなくても到達できる普遍的かつ高い医師。
・日本プライマリケア連合学会の求める家庭医のアウトカム領域とは。
・弓削メディカルクリニックでは、家庭医によるグループ診療体制で多職種連携が充実。
・プロクラムの様子 総合診療専門医プログラムは3年制。豊富な定期的レクチャー。ビデオレビューはずっと行っている。つい最近当センターかSP部門大賞を受賞している。
・実技試験にも工夫が凝らされている。
・また360度評価、他科転向/開業前研修、学会発表、地域での出前講座も。
・京都でのプライマリケアに5/1518センター長もいくので、よければ参加を。
・私が選ぶ此処の良さとは ①歴史に裏打ちされた地域の信頼/他職種連携。②Off学習時間確保だけでなく働き方改革実践。③家庭医療の質と教育へのこだわり。


【事例紹介】
『そんなにコールせんでも...〜心配性のご家族に多職種連携でアプローチ!〜』
弓削メディカルクリニック 滋賀家庭医療学センター 医師
喜多理香さん

症例 8○歳 男性 アルツハイマー型認知症、心臓弁膜症、慢性心不全、慢性心不全、骨髄異形成症候群、廃用症候群、喫煙歴長い、内服あり、ほぼ全介助の方、要介護3の方。 


【グループワーク】
『心配性や理解不足で、頻回コールのある患者家族に、チームとしてどのように対応できるか』
(話し合うポイント)
・心配の原因は?医学的に、介護面で、個人的な、問題点は?
・頻回コールって何がダメなの?
・頻回なコールを減らすにはどうすれば良い?
・医療・介護関係者間でどのように情報を共有すれば良い?

(引き続きの司会:中村先生)

(お題)


(グループワーク風景)


【発表】
Jグループ)
・山口から初めて参加させて持った医師です。
・心配の原因:今の認知機能が大丈夫かというところも含めて精査する必要がある。
・頻回なコール:介護負担があるようならレスパイト等も考えてはどうか。
・ここの凄いところは呼ばれたらすぐ集まる!羨ましいなと思った。
・経済苦についても今後は話し合っていく必要がある。
・単に集まるだけでなく、職種間で話し合うということが重要。
 

Iグループ)
・山口から来ました医師3年目です。
・デイの関わり多いところで、職員に言い方に問題あるのでは?
・奥さんだけでは介護限界。要介護3でデイ3日とケアマネジャーの関わりだけでは...また奥さんの理解不足もある。
・頻回コールの問題点:大きな問題はないかな?と思うが、あまりに頻回だと狼少年ではないけれども本当の緊急時に困る。
・減らすためにはケアマネジャーの関わりや訪問等で、職種間での情報共有、連携が重要ではないか。

 Hグループ)
・心配の原因:経済的な問題について、奥さんはお金のことを相談しにくいのではないか?また聞いてほしい、寂しさがあるのでは?
・頻回コールの問題点:何回も同じ医療機関では難しいし、スタッフのマンパワーの問題もあるので。
・コールを減らすには:奥さんの不安を軽減するため、コールの基準を作ってはどうか。勝手にサービスを断るとのことだが,どのくらいの負担が発生するのかの丁寧な説明も必要ではないか。
・情報共有:ケアマネジャー中心に多職種で話し合う必要性がある。

(Gグループ)
・心配の原因:経済的な心配に病気への理解不足もあるか。電話することでの安心感も。
・頻回コールの問題点:やはり狼少年ではないが、他に必要としている人への対応に影響が出てくることから。
・減らすには?:奥さんの他のコミュニティは?また奥さんの不安への処方も必要では。
・情報共有:ヘルパー、病院お互いに把握できるよう、連携ノートの活用など。
・経済苦について:病院に電話するということはお金かかること、そのへんの理解の促し。



Fグループ)
・心配の原因:奥さんの他、同居の息子の状況は?娘の状況は?専門職でも経済苦まで入っていけないので、行政に入ってもらう必要性。どこまでの経済苦かわからない。
・頻回コールの問題点:マンパワーの問題、また何が本当かわからなくなるため。
・減らすには?:奥さんの不安を取ってあげる。ケアマネの介入など訪看やヘルパーも入れるように。
・情報共有:サービス担当者会議の活用など。
 

Eグループ)
・心配の原因:高齢者は一回聞いたくらいではわからないことを理解し、繰り返し説明してあげることが大事。息子や娘に相談することも必要では。その関係性は?
・頻回コールの問題点:何回もでは緊急の際に遅れる可能性あることから。
・減らすには?:訪問看護での導入は?緊急加算つけると24時間対応もしてくれる。実体験の方もこのグループにはいたので。

Dグループ)
・心配の原因:近くに相談できる人がいないこと。また経済的な問題について、ケアマネジャーから包括へつなぐ必要がある。
・頻回コール:コールの背景はしっかり把握しておくべき。病院へ行きたい?話したいだけ?
・減らすには?:フローチャートのようなものを作るのはどうか?
・情報共有:通所サービスからの連絡が問題提起だけというのは問題?。提案ノートの見直し。区分変更。月1回の訪問看護。奥さんに際する介護保険の申請も検討では?食事=栄養状態の把握…デイから。思いきってケアマネジャーを違う人に変更するのもどうか?

Cグループ)
・心配の原因:妻の心のケアを軸にして話し合った。奥さん一人に集約してくるというのは判断がしにくいだろう。ボールを受けてしまうと話したくなる心理から。娘等の巻き込みも必要では。金銭面は行政の介入も必要。
・頻回コールの問題点:情報が上がってくるというメリットはあるので、ないことの方が危険。
・減らすには?:職種間での顔の見える関係、連携がやはり大事。

Bグループ)
・心配の原因:入退院医繰り返しもしているし、奥さんも緊急性の判断が難しいのでは?
・どうやったら安心してもらえるか?:「チームで支えてますよ」ということを見てもらうこと。娘や息子も同席の場で担当者会議の場をみせる。大丈夫だよ、急がなくてもいいよと伝え、会話を増やしていくことが大事。介護者の気持ちは専門職では分かり切れないところもあるので、家族の会など同じ立場の人での話の場の活用も(たまたま今日この場でそのような場があった)。

Aグループ)
・心配の原因:ドクター行きすぎでは?どうしてそんなに行くの?ドクターとCMの連携ができていない、サービス担当者会議やケアマネジャーから積極的な働きかけが必要。
・要介護3ではない?全介助で寝たきりなので区変し、要介護5になりサービス検討すれば実費や不安も減るのでは?
・生活困窮については地域包括支援センターへぜひ相談を。
・娘さん、息子さんどうしているんだろう?知っていかなければならない、個人情報の関係もあるが。町内の関わりも必要。

【クロージング】
弓削メディカルクリニック 滋賀家庭医療学センター 医師 喜多理香さんより
(その後
・医師間での症例共有、対応の均一化
・医師と担当ケアマネジャーとでのフランクな話しあい
・大事なことは、妻だけでなく息子にも共有するようにした。
・連携ノートでの密なやりとり
・身障手帳の申請での経済負担軽減
※「複雑な事例に相対するには」海外で出されている対応モデル(スライド投影)も使い、問題解決ではなく安定化を目指す対応を検討した。


【コメント①】むべの里 主任介護支援専門員 石原早苗さん
・家族の中には、褥瘡と知っていても、これが褥瘡だとは知らなかったという意見や、ターミナル期であってもイメージができない家族さんを見てきた。ご家族は経験や価値観を持っている。専門職の中では当たり前のことでもご本人ご家族にはそうでないこともある。それぞれの家族に合わせる必要がある。その人にどのように話したら分かるか。写真や動画など、理解してもらえるような工夫も必要。複数介護している場合もあるので、家族間での共通理解が進むような対応も必要。「何かあればいつでも連絡してくださいね」と言ってしまうが、「何かって何?」。「おばあちゃんが30時間起きないんです」との相談を受けた。このケースの場合は訪問看護への相談を依頼した。困っているときには目の前の人に相談してしまいがちだが、これは〇〇に相談してねと明確的に伝える、その積み重ねが大事なのではないか。また役割分担も大事だがその役割だけではなく他もカバーする気持ちも大事。奥さんは話し相手がいなかった? デイの湿疹の伝え方も足りなかった、セラピーの部分まで説明する必要があった。患者さんやご家族の言葉の裏に何が潜んでいるのかを考えながら今後も対応していきたいと思う。


【コメント②】竜王町地域包括支援センター 木下和子さん
この事例は、ケアマネジャーのアセスメント力、そこからマネジメントしていくことが大事だと思った。 経済苦などで必要なサービスが入らないといったことがあるので、多職種でみていくという意識は必要。百聞は一見に如かずの言葉の通り、見てみないとその空気感も分からない、包括も実際に積極的に関わっていきたいと思うのでよろしくお願いいたします。


【初めての方の紹介】
今回は多数の方が初ご出席! 紹介させて頂きました。

















【次回】
133回三方よし研究会
平成301222日(土)
16:0018:00

当番 東近江医師会、近江八幡市蒲生郡医師会
場所 近江八幡市立総合医療センター
(その後は懇親会もありますので、乞うご期待!)

次回も多数の方のご出席をお待ちしております!