三方よしカレンダー

2020年8月20日木曜日

第152回三方よし研究会のご報告

 第152回三方よし研究会をWeb上で開催しましたので、ご報告いたします。


◇日時:令和2年820日(木) 18:3020:30

◇会場:ZOOM活用によるWebで開催

当番:東近江市福祉総合支援課、東近江市社会福祉協議会、まちづくりネット東近江

 

ゴール

・第2層協議体の活動を知ってもらい連携を図れるようにする。      

・未来(あす)を創るプロジェクトの活動から、コロナ禍における地域の現状を知って頂く。

・新しい生活様式、withコロナの社会について考える。

 

全体司会:小串先生

進行:福祉総合支援課:山川様

 

【情報提供】

・東近江圏域介護職員初認者研修(三方よし研究会):事務局 楠神

  感染予防対策を十分に行った上で令和2年10月4日(日)~令和3年2月14日(日)に研修会を開催します。介護人材不足に少しでも寄与できればと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

【情報提供2】

○未来(あす)を創るプロジェクトの活動について:まちづくりネット東近江:森下様


・認定NPO法人まちづくりネット東近江とは

   東近江市を中心に活動する中間支援団体。地域で、様々な活動をしている人達と一緒に歩んでいくために<つながる><ひろがる><支え合う>をテーマに事業を展開

・未来を創るプロジェクトとは

   新型コロナウィルス感染症の影響を受けている、東近江市内の店舗や事業所を対象に、日々の資金を支援するプロジェクトです。

 

・私達のできること・難しいところ

・できること

   毎年、事業指定寄付制度を行っていたので、寄付集めのツールがそろっていた。

   広報をするためのツールがそろっていた

SNS、紙媒体

  ・難しいところ

   事業所とのつながりが薄かったこと。 → 地域のこれまでのネットワークや八日市商工会議所や東近江商工会などを通じてつながりをつくった。

 

・これまでの成果

8月現在:300万円超え、260人から寄付をいただいた。

店舗さんからの声:

    自分たちが応援してもらえると思わなかったが、こんな形で、地域の人から応援してもらえることがわかってうれしい。

   今は、大変な時期だけど、応援してもらえる人の声が届いて、がんばろうと思った。

寄付者の声:

    自分のお金がこのような形の応援につながるとうれしい。

    いつも通っているお店が大変な時だからこそ、応援したいと思って寄付をした。

自分のお金が地域で、このような形で使われることがわかると寄付文化の醸成につながる。

今まで付き合いが薄かった事業所との関係ができたこと

この事業を通じて、八日市商工会議所や東近江商工会などとのつながりができたこと。

    ↓

★改めて地域は、様々な要因がつながっていることを感じる。

 

【30分学習会】

○テーマ『第2層協議体の活動について』:講師:東近江市社会福祉協議会:中西様



 ・心豊かに暮らせる地域づくり:

 ・社協は何してるの?

    住民のくらしをまもる、つながりをつくる専門職

     =社協コミュニティワーカーは“地域福祉の専門職”

・生活支援体制整備事業

  誰もが、支援が必要かどうかに関わらず、可能な限り自立して心豊かに暮らし続けることができる地域づくりを進める。

 ・いっそう元気!東近江(第1層協議体)

  住民、医療福祉の専門職などが互いの強みやアイディアを持ち寄り、話し合いながら実践する。

  課題をテーマ化し、プロジェクト会議を立ち上げ、取り組みを進める。 

暮らしを豊かにする外出支援PJ

   農で活躍PJ

   住民と専門職がつながるPJ

・第2層協議体


住民も専門職も多様な人や団体で…地区の地域づくりを進める協議の場づくり

   第2層協議体で、どんなことをするの?

    ★地区における住民の暮らしの課題の把握と共有

 

★地区にある地域資源(宝物)と新たな資源の見える化・発信

   ★地域の支え合いをベースにした必要な取り組みの推進

   ★暮らしに関わる医療福祉の専門職や多様な関係機関との情報共有・連携強化

 ・住民による地域づくりの実践、話し合いの場に参加してほしい。

  ワイワイガヤガヤ、同じ課題意識を持ち、顔の見える関係の中で互いにできることを話し合うことが大切。

  

○みんなでつくるなかのよいまち(第2層協議体):児島様


・家族以外に5名以上挨拶できる人がいるか?

『なかのよいまち推進会議』は、みんなが暮らしやすく、人と人のつながりの中で、支え合える『なかのよいまち』を目指していくための計画を推進する話し合いの場。

中野地区ボランティアセンターで“いきがいづくり”に取り組んでいる。

(ビレッジハウスを借りて、ボランティアセンターにしている。)

・近所でみんなで健康づくり(脳トレ)

 ・野菜市

 ・近所でみんなで健康づくり(健康体操)

 ・いきがい野菜づくり教室

  ・なかのよいまち 大en

  ・発見!地域のお宝『なかのがいいね(冊子)』を作成

  ・中野地区の支え合い活動集いの場の発見・大切さの発信

 

・あいとう暮らしの会議:中川様


  昨年の7月から第2層協議体に入らせて頂いている。出身がことなり最初は地域のことを知らなかったが、以前は福祉関係の仕事をしていたので、頑張って取り組んでいる。

・活動内容

外出支援、外にでるのに困っている方がいる。その中で、愛東地区には加楽と福祉モールで外出支援を行っているので、お出かけ支援を考える会を開催して、地域の中での移動・移送が容易にできるように、介護施設の日中の空き車両を開放するなどの取り組みをしている。

又、地域のお宝の冊子を作成している。冊子には地域の中では助け合い、見守り活動などが記載されており、他地域でも広がるようにしたい。

 

【事例紹介】

 テーマ『新しい生活様式について』:市、まちづくりネット東近江、社協

  新型コロナウイルス感染症により…

  ・外出の自粛

  ・人との接触をさける

  ・社会経済活動の停止

     ↓

  ・孤独感

  ・フレイル(虚弱)

  ・減収・失業

 

  人と・・・出会えない、集まれない、交流できない → 先の見えない不安、地域での活動ができない葛藤、感染症対策への疲れやストレス

 

【情報交換】

テーマ『みんなが繋がって元気になる!』~新しい生活様式、withコロナの社会について~

新型コロナウイルスとうまく付き合いながら・・・

 人とのつながりを切らず

 お互いの暮らしを気にかけあい

 支え合うために・・・今、地域で何ができるのか?

医療福祉の専門職のみなさんの感染症対策の知識や経験を活かし、地域の活動を再開できる後押しができないか?

 

【グループワーク&発表】


 1G:コロナが特別ではない。決して繋がりをきらないように、活動を行っていきたい。

 2G:感染予防対策を行いながら活動を行い、もし感染したり、クラスターが発生してしまっても責めるのではなく、経験を活かして次に活かせるようにしたい。リスクとの共存。

 3G:ビクビクしてしまうが、対策を行った上でいつも通りに活動したい。地域サロンが止まっているが、保育園と事業所が繋がりを持てるような取り組みが始まっている。

 4G:飲食店を運営しているが、感染予防対策を行った上で継続できている。お客様にどどうしたら安心して利用して頂けるか常に考えている。医療福祉連携ではWeb上では参加が少なかったので、規模を縮小して50名規模を20名規模の半分にして活動を継続している。

 5G:地域サロンが開催できていないので、暑中見舞いをかねてお誕生日のお祝いに訪問している。ニュースを見ているとサロンなど再開が難しいように感じるが、高齢者のデイサービスなど工夫しながら運営されているので参考にしたい。又3蜜を避けてサロンを再開されたところに、第2層の方が写真撮影やインタビューに行かれている。再開の秘訣などを他地域でも共有できるようにしたい。

 6G:何が正しいのか分からずに、活動ができない方がおられると思う。正しく理解を行い、新しいやり方で取り組みを行っていくことも考えたい。子供食堂では飲食を行わず、集まり話す場として再開しているとこもある。又生駒市では飲食チケットに補助で30%上乗せして販売するなど地域の応援を行っている。

 

【連絡事項】

・第153回 三方よし研究会 令和2年9 月17日(木)18:3020:30

・当番・会場 近江八幡市立総合医療センター、ZOOM活用によるWeb開催 

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